スキーまたはスノーボードのヘルメットは、各スポーツのあらゆる分野で広く採用されている重要な安全装備です。最高の安全性と最高の快適さを入手するには、何が重要なのかを知ることが大切です。
目的ごとにデザインされたヘルメットを選ぶ
スキーで使うにしても、スノーボードで使うにしてもヘルメットにテクノロジーの違いはありません。したがって、スキーヘルメットを選ぶかスノーボードヘルメットを選ぶかは、美学の問題です。スキーヘルメットをスノーボーダーが使っても問題ありませんし、スキーヤーがスノーボードヘルメットを使ってもまったく問題ありません。
メンズスキーヘルメット / ウィメンズスキーヘルメット メンズスノーボードヘルメット / ウィメンズスノーボードヘルメット
スキーヘルメットとスノーボードヘルメットのどちらを使うかは問題ではありませんが、目的に沿ったヘルメットを選ぶ ことが非常に重要です。
リゾートライディング: 最もニーズが多様化します。ベンチレーションやオーディオ システムなどお財布と相談しながら選びましょう。
フリーライド、サイドカントリー、スノーハイキング、ネイチャースキー: 登りと滑りを邪魔しない軽さとベンチレーション技術に重きを置きましょう。
本格的なバックカントリー: トップクラスのベンチレーション技術を備えた最軽量のモデルを選びましょう。ハードな登りでも熱が籠ることなく、アクティビティに集中できます。
フリースタイル、パークライディング: スタイルと安全性に重きを置きましょう。
レース競技としてのスキー、スノーボード: FIS安全基準をクリアしたレース用ヘルメットを選びましょう。
正しいサイズの選び方
ヘルメットのサイズを正しく選ぶためには下記の2つのステップが非常に重要です。
1- 頭のサイズを測りましょう。
お店に行って測定してもらうか、眉骨(もしくは耳)の1cm上の外周を巻尺で測定します。
メンズ・ウィメンズサイズ
XS: 48-53cm
S: 53-56cm
M: 56-59cm
L: 59-62cm
XL: 62-64cm
キッズサイズ
適切なサイズのヘルメットを選ぶには、ヘルメットについているフィットの調節機能が最大にならないようにしてください。ヘルメットが適切な位置に快適に装着されているときは、フィット調節機能を最大まで締めたり、緩めたりする必要はありません。
2- いろいろなヘルメットを被ってみましょう 。
いろいろなモデルを試してみて、自分にフィットするヘルメットを探すことが大切です。
メンズスキーヘルメット / ウィメンズスキーヘルメット メンズスノーボードヘルメット / ウィメンズスノーボードヘルメット
ヘルメットは頭に完璧にフィット しているように感じられ、きつすぎず正しい位置に保持され、圧迫箇所があってはなりません。 簡単なテストとして、あご紐を締めずに頭を上下左右に動かしてみます。ぴったりとフィットしたヘルメットは、所定の位置に留まり、常に額を覆います。メンズとレディースのサイズは同じです。 見た目とインテリアファブリックのみが異なります。 ゴーグルをすでにお持ちの場合は、ヘルメットにフィットするかどうかを確認してください。冷気や雪の侵入を防ぐために、ゴーグルはヘルメットの形状に適合している必要があります。
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ヘルメットのテクノロジー
インジェクテッドABS
射出成型 ABS (アクリロニトリル ブタジエン スチレン) 製のスキー ヘルメットは、硬質 ABS プラスチックの外側シェルと、内側に接着された EPS (発泡ポリスチレン) 保護フォームで構成されています。 ABS ヘルメットは耐衝撃性に優れていますが、少し重たい傾向があります。これは、優れた保護機能を備えた頑丈で耐久性のあるヘルメットを競争力のある価格で製造するために使用される最も一般的な技術です。
インモールド構造(金型による成型)
インモールド 構造のヘルメットは、内側の EPS フォームに直接成形された非常に薄いポリカーボネートの外側シェルで構成されています。コンパクトで非常に軽いヘルメットになっています。
ハイブリッド
ハイブリッドヘルメットは、インジェクテッドABSをヘルメット上部に、ヘルメット下部にはインモールド構造を組み合わせることで、スキーとスノーボードの両方において、軽量性、耐衝撃性、安全性の適切なバランスを提供するヘルメットになっています。
安全性に関するテクノロジー
MIPS テクノロジー
一部のヘルメットには MIPS テクノロジーが搭載されており、衝撃の際に 10 ~ 15 mm の多方向の動きを可能にする低摩擦層を備えています。この低摩擦層が衝撃が加わった際に衝撃を大幅に分散させ、脳をしっかりと保護します。 この追加テクノロジーはヘルメットの価格を上昇させるため、主にハイエンドモデルに搭載されています。
twICEme® テクノロジー
twICEme は一部のヘルメットに直接組み込まれたテクノロジーで、事故の際に重要な情報にアクセスできるようになります。 NFC対応スマートフォンをtwICEmeロゴにかざすだけで、記録された情報(医療情報、緊急連絡先、保険情報など)にアクセスすることができます。
ヘルメットの様々な機能について
当社のヘルメットのほとんどは、さまざまなスノースポーツならではのニーズに合わせて設計および開発されています。その結果、ヘルメットの仕上げ、快適性、通気性などの機能が、ヘルメットの主な用途と最終的な価格を決定します。
ベンチレーション
ヘルメットのシェルに戦略的に配置された開口部と EPS に組み込まれたチャネルが換気を提供し、頭部、ヘルメット、ゴーグル間の均一な温度と継続的な空気の流れを確保します。一部のヘルメットには、グローブをしたままでも、空気の出入りの量を簡単に調整できる機能が備わっています。
フィット調節機能
多くのヘルメットにはヘルメット後部にダイヤルがあり、ヘルメットのフィット感を正確に調整できます。 BOAⓇ ケーブル システムは、頭全体を均一に締め付ける微細な調整を提供します。
ヘルメットの裏地
裏地のクオリティは、ヘルメットの快適性と耐久性に大きな違いをもたらします。ほとんどのヘルメットのライナーは取り外し可能で洗濯可能です。
一体化されたバイザー
ヘルメットに一体化されたバイザーは、もともとメガネをかけている人のために設計された機能です。しかし、非常に実用的であるため、多くのスキーヤー・スノーボーダーに気に入られています。 一体型バイザーは、ゴーグルを着用する手間がかからないため、キッズにも人気があります。 バイザーヘルメットを試着するときは、バイザーを下げる前にフィットとあご紐を適切に調整して、ヘルメットが適切に固定されていることを確認してください。 ゴーグルレンズと同様に、バイザーも悪天候用から晴天用までのさまざまなレンズカラーを用意しています。周囲の光に応じて自動的に明るさを調節するフォトクロミックレンズを採用したバイザーもあります。
自分にフィットするヘルメットを選んで、快適で安全にスキー、スノーボードを楽しみましょう!
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従来、スノーゴーグルは悪天候時でしか使用されませんでしたが、今日では眼を保護するために、どんな気象条件の時にも不可欠なアイテムとなりました。 加えて言えば、ゴーグルはとてもスタイリッシュです!取り入れているテクノロジーとモデルによって価格帯に幅があるため、選ぶのは簡単ではありません。ここでは、顔の形や使用条件に合ったゴーグルを選択するためのキーとなるアドバイスをいたします。
なぜサングラスではなくゴーグルなのか?
滑走している間、ゴーグルは眼と顔を完璧に保護します。
1. 紫外線(UV)からの保護
ゴーグルのレンズは、太陽光線から目を保護し紫外線を100%カット することにより、眼へのダメージを防ぎます。高度が高くなるほど太陽光線は強くなり、雪もより眩しく見えます。 そのため眼を保護することが不可欠です。
2. 光フィルター
天気の良い日には、 山岳地での太陽光はとても強くなります。眩しさで眼がくらんだり痛めたりしないように、強い光を遮るレンズが必要です。 一方、悪天候時は、ゴーグルのレンズは紫外線を100%遮断しつつも、地形の変化を捕らえやすくするために、光を取り込む必要があります。
3. 風、雪、異物、太陽からの保護
正しく着用することで、スキー、スノーボードをしている間ゴーグルは風から眼を保護してくれます。悪天候の時は、雪や雨からも守ってくれます。また、太陽や眩しさからも防いでくれます。 木の茂みに飛び込んでしまったり、何かの破片にぶつかったりしても、ゴーグルが眼へのダメージを防ぎます。様々な処理を施すことによって、 例えば視認性が向上したりコントラストが強調されたりするという様に、レンズ効率を向上させることができます。 スノーゴーグルは、サングラスよりも防水性が高いため、より高い保護力 を持ちます。転倒した時も、ゴーグルは柔軟なので顔を保護してくれますが、サングラスは割れやすく、負傷する場合があります。
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ゴーグルレンズの選び方
装着時の快適さや光学特性を向上させる処理と、多くのテクノロジーが融合され、スキーゴーグルのレンズ性能は大きく改良されました。 もちろん、取り入れているテクノロジーが多いほどゴーグルの価格は高くなります。
保護指数
全てのスキーゴーグルはEN174規格に準拠しなければならず、眼に有害な紫外線を100%カットする必要があります。レンズのカテゴリーは遮断される光の量 (可視光線透過率 VLT ; Visible Light Transmission)で表され 、気候条件に応じて適切なものを選択します。
カテゴリー0:80%以上の光がレンズを透過します。ナイタースキーに適しています。
カテゴリー1:43%〜80%の光がレンズを透過します。悪天候や霧の条件に最適です。 レンズの色はクリアです。
カテゴリー2:18%〜43%の光がレンズを透過します。このレンズは、曇りの日 や日陰での滑走時に適しています。
カテゴリー3:8%〜18%の光がレンズを透過します。日当たりの良い条件 での使用に適しています。
カテゴリー4:可視光の8%未満がレンズを透過します。このカテゴリは、高地や氷河での極端に強い光度の元で 使用されます。レンズの色は非常に暗いです。
天候に合わせて、レンズの明るさを選ぶ のが非常に重要です。モデルによってはスペアレンズが付属している場合もありますが、レンズ交換の手間を省きたいのであれば、天候に合わせてレンズの明るさが変化するフォトクロミックレンズ(調光レンズ)を選んでください。
フォトクロミックレンズ(調光レンズ)
フォトクロミックレンズは、太陽の紫外線に反応する顔料で作られています。このレンズはカテゴリー1から3の範囲で暗くなったり明るくなったりすることで、さまざまな光条件に自動的に適応します。
この技術を使用したレンズは通常のレンズよりも高価であり、スキーヤーやスノーボーダーの間で人気が高まっています。天候に合わせてレンズを交換する必要がなく、天候が変わりやすい山で非常に実用的です。
レンズの色合い
見た目だけでなく、レンズの色合いによってゴーグルをさまざまな光の条件に適応させることができます。
ピンクまたは黄色: コントラストがはっきりするので、悪天候下での地形の視認性が良くなります。
茶色またはグレー: 晴天の条件下で色の歪みが少なくなります。
カラーコーティング
コーティングはレンズに色を与え、まぶしさを軽減することでスキーヤー、スノーボーダーに視覚的な快適さを提供します。ただし、これらのレンズは壊れやすいです。 最新のテクノロジーは、雪面のコントラストを強化し 、地形の細部まで読み取りやすくします。このテクノロジーはサロモンのSIGMAレンズで採用されています。
偏光レンズ
偏光レンズは雪面からの反射光の眩しさを軽減します が、凍った場所は見づらい場合があります。
曇り止めコーティング
現在、ほとんどのゴーグルには曇りを軽減する二層レンズが採用されています。窓の二重ガラスと同様に、ゴーグルのレンズの内側が外気の寒さから隔離され、曇りの発生を防ぎます。さらに、フレームを囲む通気フォームが最適な通気性を提供します。
レンズには曇り止めコーティングが施されています。レンズが濡れている場合は、コーティングが剥がれてしまう可能性があるため、レンズは擦らないように注意してください。外側の防水コーティングにより、雪や水がレンズに付着するのを防ぎます。
傷防止コーティング
傷防止コーティングは、レンズ寿命を延ばします。
平面レンズと球面レンズ
レンズには2種類の形状があります。(平面と球面)
平面レンズは 、フラットな2Dレンズで、水平方向に広い視野 を提供します。ビンテージスタイルが好きなスキーヤー、スノーボーダー向けです。
球面レンズ は、球面設計の3D構造なので、水平および垂直方向に広い視野 を提供します。
ゴーグルの構造
ゴーグルを購入する際、レンズの品質は重要な検討要素となります。また、ゴーグルの構造がどうなっているかにより、快適さや形状が影響されることも考えなければなりません。ゴーグルの構造には、フレームクリップ、フォームパディング、ストラップ、レンズ交換のしやすさ などの様々な要素があります。
レンズリム
3種類のレンズリムがあります。
フルフレーム: ゴーグル本体がレンズを囲み、フレームが見えるようになっています。
フレームレス: レンズがゴーグル本体を覆っています。視界は一番広く、簡単にレンズ交換ができるようになっています。
セミフレームレス: フレームの一部がレンズの横から見える構造です。
オーバーグラス(OTG)
眼鏡を掛けたままでも着用 できるスキーゴーグルです。通常のゴーグルよりも厚めで、側面に眼鏡のつるを収めるスペースがあります。
フォーム(顔に触れるクッション)
スキーゴーグルには2種類のフォームを使用しています。
ベンチレーションフォーム: ゴーグルの縁にあり、曇りを防ぐためにゴーグル内の空気を循環させます。また、雪や雨の侵入を防ぎます。
フォームパッド: 顔に密着する部分で、ゴーグルを快適に着用できるようにしています。密度の異なる柔らかい素材でできており、発汗を抑えます。
マグネティックレンズ
一部のゴーグルには、フレームやレンズに戦略的に配置された磁石が装備されており、レンズ交換が非常に簡単になります。マグネティックレンズゴーグルは、異なる明るさの 2 つのレンズがセットで販売されることが多いため、レンズを素早く簡単に交換することで天候の変化に対応できます。いくつかのモデルには、安全性を高めるためにレンズをフレームにロックするシステムが搭載されており、転倒の際にレンズが外れにくくなっています。
ゴーグルを購入する際には、必ず試着して サイズと形状が顔に合っていることを確認してください。女性や子供向けのモデルもあります。ゴーグルが自分のヘルメットに装着できる ことも確認してください。 ゴーグルは滑る時に着用するものとして不可欠であり、雪山を快適に過ごすためのアイテムです。 使われているテクノロジーによって価格が異なり、一番安価なモデルは非常に魅力的です。リゾート地で休暇を過ごしていてそれほど多く滑らない場合は、基本的な眼の保護機能を備えた格安のゴーグルでも事足りるでしょう。長時間スキー、スノーボードをする場合は、用途が異なる2種類のレンズがついたゴーグルか、調光レンズのゴーグルを用意すれば、眼を保護できる上に決して後悔しない快適さを得られます。
スキー、スノーボードに関するその他コンテンツについては、ストーリー&ガイド をご覧ください。
ウィメンズスキーゴーグル / メンズスキーゴーグル
ウィメンズスノーボードゴーグル / メンズスノーボードゴーグル
「足用のジェットパックのようだ」 これは、まったく新しいレベルへと導く速さと楽しさをもたらすテクノロジーであるエナジーブレードを搭載したシューズを履いて走った後の、プロアスリートと製品テスターのチームからの、様々な驚きのコメントの1つにすぎません。 しかしながら、エナジーブレードとは一体何なのでしょうか? それはどのように機能し、どのようなメリットがあるのでしょうか? そして、それはどのようなランナーのために開発されたのでしょうか?サロモンのエナジーブレードはあらゆるタイプのランナーにスピードをもたらします。この記事では、この注目のテクノロジーについて、余すところなく説明します。
エナジーブレードは、サロモンの新しいテクノロジーであり、ストライドにパワーと推進力を与えます。 ソールに搭載された軽量で反発力のあるプレートが、前へと押し出し進みやすくする跳躍的効果を生み出すことにより、ランニング効率を向上させます。 公式レースでプレート搭載のシューズを履いて走り、PBを更新したことにエキサイトしたランナーに話を聞いてみました。 サロモンレイルランニングのプロダクトラインマネージャーであるMike Ambroseは、次のように説明しています。「エナジーブレードを取り入れることで、サロモンチームはこれまでにない最速の走りをもたらすランニングシューズを開発しました。 デザイナーからプロアスリートまで、誰もがとてもワクワクしているので、トレイルランニングやファストハイキングシューズにも搭載することにしました。 私たちのチームがロードランニングに導入したのと同じレベルの楽しさと興奮を、トレイルランニングにもたらしたかったのです。」
エナジーブレードはどのように機能するのか?
サロモンは、ランニングとアウトドアにおける体験を高めるために、跳躍台のように機能してストライドにパワーと推進力を与える、軽量で高反発のプレートを開発しました。 また、サロモンが様々なアスリートの特定のニーズに合わせて、正確に設計された様々なモデルのシューズを提供しているように、当社の専門家は様々な剛性、形状、素材を特徴とするそれぞれのスポーツに特化したエナジーブレードテクノロジーを開発し、 私たちのコミュニティの期待を超える製品群を提供します。
ロードランニング
ロードランニングラインナップ のいくつかのシューズは、独自の製造プロセスで生み出される複合繊維のプレートを備えています。これにより、各モデルの足裏の特定エリアで剛性を変化させて、着地からより早く次の一歩を踏み出すよう推進し、無駄を省くことでランニング効率を向上させます。
トレイルランニング
サロモンの先駆的なトレイルシューズ 開発チームは、驚愕の速さで走るシロイワヤギのひづめにも触発され、快適に走るための十分な柔軟性を維持しながらも、跳躍台/ロッキングチェアの効果ももたらす、弾力性のあるミッドソールに組み込まれた軽量のTPU注入複合プレートを設計しました。ただし、エナジーブレード自体は単独では機能しません。 新しい弾力性のあるミッドソールフォームテクノロジーであるブレードと、ロッカージオメトリの相乗効果が前へと進む力を活性化し、どのような状況でもスムーズで安定したトランジションを生みだします。
ハイキング
ハイキング 用のエナジーブレードは、柔らかく弾力性のあるミッドソールと一体となって機能する軽量のTPUプレートを備えています。 前足部に搭載され、地形からくる「ノイズ」を取り除き、スムーズでダイナミックなストライドを提供します。
エナジーブレードの役目と利点は何か?
サロモンシューズに搭載のエナジーブレードテクノロジーによって、さらに遠くまで、より速く、より快適に走ったりハイキングしたりすることができます。
ロードランニング
2つのキーワード:パワフルな前進力。 エナジーブレードは、素早い踏み出しと、より簡単でより滑らかなストライドを提供します。 より速いペースのロードランニングには、ランナーに比類のないエネルギーリターン、素早い踏み出し、かかとからつま先へのバランスの取れたトランジション、そしてより速く、より快適な走りをもたらす強力な推進力を提供する、より剛性の高いエナジーブレードが必要です。 この新しいテクノロジーは、ランナーが走るたびにより速くなるために必要なツールを提供します。
トレイルランニング
トレイルランニングシューズでは、エナジーブレードがエネルギー伝達を生み出し、安定性を損なうことなく、ストライドを通してスムーズで安定したトランジションを提供し、前方へと弾むように推し進めます。このことはより速くなるというだけではなく、より快適に少ない労力で距離を伸ばすことができることを意味します。
ハイキング
ハッピーな足、ハッピーなハイカー。サロモンのアウトドアシューズでは、エナジーブレードが起伏の多い地形をフィルタリングしスムーズでダイナミックなストライドを提供。さらに、プレミアムなエネルギーリターンを生み出します。そして、楽しく、期待以上にエネルギーで満ちたハイキングシューズがあなたを前へと推し進め、アウトドアアドベンチャーによる疲れを軽減します。
エナジーブレードはサロモン製品にどのように取り入れられているのか?
ロードランニング
サロモンでは、すべてのランナーがアスリートであると確信しています。そのため、さまざまなランナー特有のニーズと目的に合わせて微調整された技術ソリューションを提供することに取り組んでいます。 そのため、エリートレベルで競技に取り組んでいる場合でも、初めてのランニングシューズを履く場合でも、当社のプロダクトデザイナーは、可能な限り最高のシューズを提供するために寝る間も惜しまず技術開発に取り組んでいます。
たとえば、スキルレベルの異なる約100人のアスリートを対象に生体力学的研究を実施したところ、すべてが同じベネフィットを受けているわけではないことがわかりました。 言い換えれば、能力の異なるランナーは、異なるエナジーブレード構成によってより多くのベネフィットを得ました。 (研究は「ランニング効率の向上」=より少ない酸素消費量で設定された距離を走る、に基づく)。
これらの調査結果に基づいて、時速15 kmを超える速度で走行するランナーにフォーカスした、非常に剛性の高いブレードを備えたS/LABPhantasmCFを、そして、平均時速10〜15 kmのランナーのためには、Phantasmを設計しました。 また、Specturは、最も剛性の低いエナジーブレードを使用しており、時速10km未満の速度で走行するランナーを対象としています。
トレイルランニング
Pulsar Trail Proは、反応性と安定性の両方を備えたシューズでTPU混合プレートをトレイルランニングに取り入れました。 TPU混合エナジーブレードは、すべてのストライドで失われるエネルギーを制限することにより、ランナーにより多くのパワーを与える優れたプレートです。 分離された構造により、Pulsar Trail Proは十分な柔軟性を備えているため、優れた安定性と快適性を保ちます。
応答性と安定性があり快適なPulsar Trailには、Pulsar Trail Proと同じテクノロジーが搭載されていますが、エナジーブレードTPU混合プレートがわずかに柔らかく、より柔軟性があります。
また、より柔らかいエナジーブレードが、弾力のあるHypulseや多用途のImpulseなど、経験の浅いトレイルランナー向けの、手の届きやすいモデルで使用されています。 つまり、プレートアシストシューズの快適性とスピードの向上を楽しむために、ワールドクラスのアスリートである必要はありません。
ハイキング
Outpulse GTX とOutpulse Mid GTX は、エナジーブレードアウトドアを中心に構築されており、柔らかく弾力性のあるミッドソールと一体となって機能する軽量のTPUプレートを搭載しています。 前足部に配置され、地形のノイズを取り除き、ハイキング中にスムーズでダイナミックなストライドを提供します。
エナジーブレードは誰のためのものなのか?
ロードランナーは…
… より速く走り、自己ベストを更新するために必要な、新しい何かを求めている。 しかし、速さを求めるのはレコードを追いかけるエリートランナーだけではありません! 何十年もランニングをしている場合でも、走り始めたばかりでも、可能性を最大限に引き出すことができるあらゆる利点を提供するランニングシューズのテクノロジーに興味があれば、エナジーブレードが最適です。
ロードランニングのコミュニティページ
トレイルランナーは…
… 安定性を失うことなく、さらに速く、より速く進むことを可能にする革新的な新しいシューテクノロジーを夢見ている。 エナジーブレードは靴紐を締めるとすぐに起動する準備ができている、足用のジェットパックのようなものです。
トレイルランニングのコミュニティページ
ハイカーは…
… さらに遠くへと、もっと楽しみたい。 エナジーブレードは、卓越したエネルギーリターンを提供するシューズの優れた快適性と効率の向上からベネフィットを得るすべてのハイカーにパワフルな前進力を提供します。
ハイキングのコミュニティページ
エナジーブレードはあらゆる種類のアクティビティで卓越した結果をもたらしますが、この驚くべきテクノロジーの恩恵は、 ウルトラトレイルであれ、近所のカフェまでの散歩であれ、少しでも効率よく推進力を得たいと思う人であれば誰でも享受することができます。
ロードランニングのストーリー&ガイドページ で、HOW TOやギアのアドバイス、その他をチェックするトレイル ランニングのストーリー&ガイドページ で、HOW TOやギアのアドバイス、その他をチェックするハイキング のストーリー&ガイドページ で、HOW TOやギアのアドバイス、その他をチェックする
Push Your Pace
GORE-TEX メンブレンは、ゴア社の消費者向け製品群のひとつで、幅広い用途で優れた性能を発揮するように設計されています。GORE-TEX製品は、気象条件から保護するために防水性、防風性、透湿性 の3つの機能を備えており、究極の気候快適性を確保しています。
GORE-TEX メンブレンは、1平方センチメートルあたり14億個以上の孔を持つ延伸ポリテトラフルオロエチレン(ePTFE)の非常に薄い層 で、表地と貼り合わされており、多くの場合裏地が付いています。この素材は永続的な防水性・防風性を保ちながら、透湿性も備えています。つまり、外からの水や冷たい風は通さず、外に蒸れを逃がすことができます。
私たちはGORE-TEX社のパートナー企業として、同社メンブレンをシューズ やグローブ 、そしてジャケットやパンツなどの一部ウェア に採用しています。
GORE-TEX製品のメリットとは?
GORE-TEX製品の技術は、ウェアやシューズにいくつかの利点をもたらします。
永続的な優れた防水性: GORE-TEXメンブレンの細孔は、水滴の2万分の1の大きさで、完全な防水性を実現しています。これは、ユーザーを雨から守ることを意味します。
通気性: GORE-TEX製品の孔は、水蒸気の分子の700倍の大きさがあり、特に激しい運動をしたときに、蒸れをウェアの中から逃がすことができます。
防風性: GORE-TEXメンブレンはその構造上、風からも身体を守ります。これにより衣服の中を冷たい風が吹き抜けることを防ぎ、体温の低下を抑えることができます。
適切な素材と組み合わせることで、GORE-TEXメンブレンは軽量で保護性の高いウェアを生み出します。
サロモンが採用しているGORE-TEXテクノロジーとは?
サロモンでは、多くのGORE-TEXテクノロジーを製品に採用しています。
ウェアにおけるGORE-TEXテクノロジー:
GORE-TEX SHAKEDRY™ ガーメント: 超軽量で通気性に優れており、GUARANTEED TO KEEP YOU DRY™プロミスが表示されています。GORE-TEXメンブレンは独自のアウターレイヤーとして機能し、小雨ならば水は粒状となりジャケットの表面を転がり落ちていきます。この技術により、超軽量で透湿性に優れたアウターの設計が可能になりました。
GORE-TEX INFINIUM™ WINDSTOPPER® ガーメント : これらの素材は確かな防風性、防水性と優れた通気性を持ち、小雨や雪の中でも使用できます。GORE-TEXINFINIUM™WINDSTOPPER®ガーメント:このテクノロジーは、防風性、耐水性、通気性に優れており、小雨や雪にも対応しています。GORE-TEX INFINIUM WINDSTOPPERを使用した衣類は、対流による熱損失をなくし、汗を逃がすことで、体を暖かく快適に保ちます。 これにより、寒くて風の強い天候での激しい有酸素運動や、友人とゆっくりと過ごす時間にも最適なレイヤーになります。
GORE-TEXPACLITE®ガーメント: 非常に軽くてパッカブル、また通気性と完全な防風性があり、GUARANTEED TO KEEP YOU DRY™の保証が付いています。 PACLITE®を使用した衣類は、保護コーティングを施したメンブレンを備えており、耐久性を高めるためのラミネートされた裏地が不要なため軽量です。 PACLITE®は、毎日の通勤、午後のハイキング、またはその他のアドベンチャーで、天候がどうなるかわからない場合の携帯用に理想的なシェルです。
GORE-TEX active gloves
これらのグローブは通気性に優れています。激しい運動をしても、熱の蓄積が少なく、水分がインシュレーションに閉じ込められることもないので、ドライな状態を保つことができます。また、GORE-TEXのGUARANTEED TO KEEP YOU DRY™ プロミスを提供し、完全な防風性 を備えています。スキーをはじめとするさまざまなアウトドア活動において、究極の快適性を提供します。
シューズにおけるGORE-TEXテクノロジー
サロモンのシューズには、2つのGORE-TEXテクノロジーが採用されています。
GORE-TEX フットウェア (with Extended Comfort construction): 最適化された透湿性とGUARANTEED TO KEEP YOU DRY™プロテクションを備えたこの技術を使用したシューズは、永続的な防水性と透湿性を備えています。山歩きやトレイルランニングなど、雨天時に使用されることの多いシューズにこの技術を採用しています
GORE-TEX Invisible Fit フットウェア: この技術は、GORE-TEXメンブレンをシューズにシームレスかつ目立たないように組み込むことを可能にします(ステッチなし)。さらに、この技術は乾燥時間の短縮を可能にします。
How to wash your GORE-TEX clothes
How to clean your running shoes
もうレンタルは卒業して 自分用のスキーを購入しようとしていますか? それとも今シーズンに使うには少しくたびれてしまったスキーの買い替え を検討中でしょうか?あるいは、新しいスキーをコレクションに加えよう としているところでしょうか?ここでは、あなたのスキースタイルにベストマッチしたスキーの選び方をご紹介します。
完璧なスキー用品の購入を検討しているならば、適切なブーツを探すことから始めましょう。ブーツの選び方はこちらの記事を参照してください。
あなたのスキースタイルにマッチしたタイプのスキーを選びましょう
あらゆる斜面や滑り方に合わせて様々なタイプのスキーモデルがあり、さらにそれぞれの技術レベルに合わせたモデルがあります。一見すると、ゲレンデ用のスキーでもパウダーが滑れるように思えますが、実際にはそうではありません。そこであなたのスキータイプにマッチしたタイプのスキーを選ぶことがと ても重要なのです。
オンピステスキー
圧雪されたゲレンデで カービングターンをするのが好きなら、オンピステスキーを選ぶのが一番良いでしょう。たまにスキーを楽しみたい だけの方、常に技術向上を目指している 方、あるいはレースに挑戦しようとしている方も、オンピステスキーの中から自分に合ったスキーを見つけることができるでしょう。
スキー技術のレベルによって多少の違いはありますが、一般的にオンピステスキーは硬くて幅が狭い (足元のスキーウエスト幅が85mm以下)ので、ハードパックされた雪面にしっかりグリップしてスタイリッシュにターンをすることができます。
スキーのサイドカット径はそのスキーサイズ(スキートップ、ウエスト/足元、テールそれぞれの幅)によって決定づけられます。このコンセプトはパラボリックスキーではっきり分かるでしょう。小さいサイドカット径(14m程度)ではタイトなターンが、大きいサイドカット径(17m以上)ではより大きなターンができます。
年に数回 スキーに行く程度の初中級レベル のスキーヤーであれば、初級ゲレンデ用 に作られたスキーが適当でしょう。一般的にこうしたスキーは柔軟性があり、72〜84mm のウエスト幅になっています。安全で取り扱いしやすいように設計されています。小さなサイドカット径で、ゆっくりのスピードでも比較的クイックなターンができます。心から、雪、太陽、そして山々を楽しむのに最適なスキーです!
ゲレンデ中にターン弧を刻みたい、より積極的なスキーヤーには、パフォーマンスレンジスキーが向いています。スピードに強く、体力と確実な技術レベルがあるスキーヤーであれば、しっかりした反応の良いスキーが最適でしょう。クイックなターンを可能にする小さな径から、ダイナミックなターンに向いている大きな径の範囲から好きなサイドカットを選ぶことができます。特に技術レベルの高いスキーヤーであれば「レース」スキーも選択可能です。このスキーは、プロの競技スキーヤー向けのスキーと同じ技術で開発されています。
競技スキー は、各アルペンスキー競技(スラローム、ジャイアント・スラローム、スーパー・ジャイアント・スラローム、ダウンヒル)ごとのマテリアル規制に準拠しており、クラブに所属してレースに参加するような人を対象としています。
普段フリーライドを楽しんでいる方なら、バックカントリーのコンディションが良くない時にも使用できるように、オンピステスキーも一式揃えておくと良いでしょう。
オンピステスキーについてさらに詳しく知りたい場合は、こちらの記事を参照ください。
フリーライドスキーとオールマウンテンスキー
「パウダースノー の誘惑に耐えられない。」「ゲレンデじゃ物足りない。いつでも状態の良い雪上でワイルドに滑りたい 。」そうだとしたら、間違いなくあなたはフリーライダーです!
フリーライドスキー は、パウダーの上にスキーヤーを押し上げるために幅広 になっています(ウエスト幅が90〜120mm )。先端が柔軟で大きくロッカー形状になっている (時にはキャンバーが逆剃りしていることもある)ので、ショックを吸収しやすく、まるでパウダーの上に浮き上がっているかのような感覚を得ることができます。ロッカーって何?キャンバーって何?そんな疑問を持った方は、フリーライドスキーの選び方について詳しく書いてあるこちらの記事をご覧ください 。あとはパウダースノーを探すだけ!
ゲレンデでもオフピステでも同じようにどんなシーンでも使えるオールラウンドなスキ ーは、オールマウンテンスキー と呼ばれます。このタイプのスキーは、ゲレンデ用に設計されたスキー(ウエスト幅約85〜90mm )よりも大きく、パウダーむけの柔軟なスキートップと革新的なチップロッカーを備えています。このスキーならどんなところでも滑ることができるでしょう。どこでスキーをするかによって、スキーの性格をゲレンデ寄りなのかバックカントリー寄りなのか、5対5あるいは3対7 (この場合はフリーライド指向のスキー)で選ぶことで絞り込むことができます。
バックカントリーツーリングスキー
喧噪から離れ、広大な雪上でのランディングを求めていますか? スキーでハイクアップするのを楽しむことができますか? その場合はバックカントリーツーリングスキーがおすすめです。
バックカントリースキーは、特有の装備が必要な今人気急上昇中のスポーツです 。道具選びの際、ビンディングやブーツを選ぶのと同じくらいスキー重量 は重要な要素になります。
通常、クラシックツーリングスキーはとても軽量で、ウエスト幅は75〜80mmです 。トップはロッカー形状になっており、トップ、ウエスト、テールの寸法はほとんど一緒です(これらのスキーは放物線状になっていません)。この形状のため、柔らかいパウダースノーから簡単に抜け出すことができ、ハードパックされた斜面でもしっかりグリップします。
ツーリングスキーの詳細については、こちらの記事をご覧ください。
どのような状況に遭遇する可能性が最も高いですか? 私は、ひとつの事に特化したスキーよりも、多くの事をうまくこなせるスキーの方がずっと好きです。谷から山がどのようになるかを予測することは、いつ何時も難しいことです。
フリースタイルスキーとスノーパークスキー
スノーパークやハーフパイプでトリックを決める なら、フリースタイルスキーが必要でしょう。高い柔軟性は衝撃吸収性を生み出し 、その形状は最大限の操作性を引き出します。雪上と同様に空中でも快適だと感じるスキーヤーを対象としたスキーになります。ツインチップとテール は、ジャンプのアプローチをしやすくし、後ろ向きにスイッチして滑ったり着地したりすることもできます。
このタイプのスキーは、何よりスタイルが重要です
テレマーク
テレマークはノルウェーで最初に登場しました。1868年にテレマーク地方にちなんで命名されました。これが後にアルペンスキーと呼ばれることになるスポーツの前身となります。テレマークのビンディングとブーツは、アルペンスキー用とは異なり、踵が解放できるようになっています。膝を曲げてターンする技術 が特徴です(外側のスキーを前方にスライドさせて膝を深く曲げ、内足は踵をあげる)。この動きは他では例がなく、肉体的にも負担が掛かります。
テレマーク専用のスキーもありますが、踵が解放できるテレマーク用のビンディングをつけることでアルペンスキーを使うこともできます。
スキーの長さの選び方
スキーの幅は主にスキーのスタイルによって決まりますが、スキーの長さの選び方は、体格と技術レベルに関係します 。クロスカントリースキーのように、多くのスキーメーカーが体重に基づいてスキーの長さを選ぶ方法を提唱しています。また、身長から推奨のサイズを選ぶ方法もあります。
オンピステスキー:身長マイナス5cm〜15cm
オールマウンテンスキー:身長マイナス10cmから身長と同じ長さまで
フリーライドスキー:身長プラス5cm〜10cm
バックカントリースキー:身長プラス5cm〜マイナス5cm
ツーリングスキー:身長マイナス5cm〜10cm
フリースタイルスキー:身長マイナス10cmから身長と同じ長さまで
これらのパラメーターの範囲内であれば、長いスキーほど大きなターン時の高速安定性が良くなります。 また、長いスキーは柔らかいパウダースノーの中で浮きやすくなります 。一方、短いスキーは、軽くてクイックなターンで操作性を発揮します 。身長に比べて体重がある場合、しっかりしたスキーで範囲内の長めのサイズを選んでください。
あなたのスキースタイルに合ったスキーを選ぶためには、多くの要素の検討が必要です。-幅、剛性、キャンバー、形状の全てが重要です。これらの要素は全てスキーの操作性に影響します。オンピステ、オールマウンテン、フリースタイル、それともスキーツーリングか?自分のスタイルに合ったスキーの方向性を決めれば、あとは滑りに集中するだけです!
スキーギアを購入する際、ビンディングとスキーがセットになったパッケージが購入しやすいため、ビンディングのチョイスは盲点になりやすいものです。しかし、ビンディングは自分のスキースタイルや技術、そして筋力レベルに適したものを選ぶべきです。 スキーブーツとの互換性も確かめなければいけません。ここでは適切なビンディングを選ぶためのアドバイス をしていきます。
ビンディングなしのスキーかありのスキーか?
スキーはビンディングなしのスキー単品で販売されたり、同じメーカーのビンディングが取り付けできるプレートがついた状態で販売されたりします。
一般的に、フリーライド、フリーツーリング、スキーツーリング、フリースタイル 用のスキーは、ビンディングが付いていない状態で販売されます。そのため、幅広い選択肢の中から自分に最適なビンディングを選ぶことができます。ここでは、ビンディングを選ぶ時のポイントについて説明します。
アルペンスキー とオールマウンテンスキー は、一般的にはプレートが取り付けられており、ビンディングとセットで販売されています。 メーカーがそのスキーに合うビンディングを選定しているのです。しかしながら、自分のブーツとDIN解放設定レンジとの互換性の確認 が必要になります。異なるDIN設定と調整に関する詳細は後述します。
もしスキーのタイプで迷ったら、こちらのコンテンツをご覧ください 。
最も多くスキーをする場所、またはスキーをしたい場所のためにスキーを選択してください。スキーリゾートとバックカントリーでのそれぞれでの時間と目標を測定し、それに基づいて選択します。
自分のスキータイプに合ったビンディングの選び方
まず、自分がどのようにスキーを楽しみたいのか考えましょう。グルーミングバーン、スノーパーク、スキーツーリング。それぞれのシーンで必要なものが違います。
基本的にグルーミングバーンで滑る
とにかく楽しくスキーをしたい。 それなら持久性と快適性を求めるべきでしょう。おすすめは、簡単にステップインできる、主にプラスチック製の軽いビンディングです。
高速ターンを楽しみたい上級者の場合は、 足元でしっかりグリップするダイナミックかつ精巧なビンディング が必要になります。このようなビンディングには、鉄やアルミニウムの金属パーツが使われています。また、大きな外力に十分に耐えられるように設計されています。ブーツはつま先に向かって少し前傾し、雪面からの高いポジションをつくるため、エッジのホールドがよくなります。
フリースキー(フリーライド、フリーツーリング、フリースタイル)をする
フリーライドやグルーミングバーンを超えて滑る ためには、軽量なビンディング を選ぶ必要があります。
脚部の運動をスキーへダイレクトに伝える伝達性能は 、エッジの切り替えコントロールをしやすくします。弾性が高い ビンディングは衝撃吸収性を向上させるので、滑走中に雪面からの衝撃を受けても外れにくくなります。このタイプのビンディングは、スキーを身体の一部のように感じさせ、感覚的に雪に近づき、パウダーの中で『浮いている』感覚を強めます。
フリースタイル の練習時、柔軟性のあるビンディングはジャンプ着地時に衝撃を吸収するように作用します。
フリーツーリングでは踵が解放できるビンディングを使わなければなりません。スキンをつけたスキーを履いてハイクアップする時に、踵が上がることで『歩行』できるようにします。テックビンディング(軽量でハイクアップ性能が高い)あるいはフレームビンディング(滑降時の安心感がある)のいずれかを選ぶことができます。
サロモンがフリーツーリングに最適な、アルペンスキー用とテックビンディングのハイブリッドビンディングであるShiftをリリースしたことで、注目を集めています。
ウィメンズスキービンディング
メンズスキービンディング
スキーツーリングをする
スキーツーリングでは 、自分の脚力とスキンを使ってハイクアップするので、軽くて踵が解放できるフリーヒールビンディングを使わなければなりません。フレームビンディングやアルペンビンディングと比べて、転倒時にスキーからブーツが外れる機能であるリリーストリガーに多少不安があっても、テックビンディングはスキーツーリングに最も適しています。
ビンディング軽量化のためには、アルミニウムやカーボンといった高性能な材料が必要です。このため、軽量なスキーツーリングビンディングは価格が高めになっています。
テレマークスキーをする
テレマーク用のビンディングは、テレマーク用ブーツ同様にスポーツ用に設計されています。膝を深く曲げてターンするテレマーク特有の技術を使う時に、踵が上がるようになっています。
テレマークビンディングには規格が2種類あります。旧規格である75mm Nordic Normのケーブルビンディングと、最新のより広いレンジのスキーに適したNew Telemark Norm (NTN)規格のビンディングです。
技術レベルと体重に合ったビンディングの選択
矛盾しているようですが、ビンディングの最も重要な安全面での特徴は、解放されるかどうか、もっと正確に言えば「解放範囲」になります。転倒した時に、この解放システムが特に膝を保護して怪我を防ぐのに役立っています。
解放値がそれぞれのスキーヤーに適合していることを確認するため、ビンディングのヒールピースとトゥピースに対して標準的な調整を行う必要があります。これはDIN設定と呼ばれ、通常1から13のスケールで測定されます。適切なDIN設定を見つけるために、5つの尺度(体重、年齢、身長、技術レベル、ブーツのソール長)に基づいた相対表があります。
ビンディングのDIN設定に関しては、スキー取り扱い店へお問い合わせください。
ビンディングとブーツの規格
近年、スキーブーツやビンディングの新しい規格が導入されました。これに伴って、両者間の互換性が体系的に評価されるようになりました。
スキーブーツの主な2つの規格
アルペン規格(ISO 5355)は、硬いプラスチックでできたフラットなソールを持つブーツの最初の規格でした。
丸みを帯びたソールによって自然な歩行感覚を実現するのがツーリング規格(ISO 9532)です。この規格により、スキーツアーのみならずアルペンスキーでもGripWalk(グリップウォーク)は一般的に使われるようになりました。
ウィメンズスキーブーツ
メンズスキーブーツ
超軽量のテックツーリングビンディングは、これら2つの規格には分類されません。
技術検査協会(TUV )は、スキーとビンディングの適合性の認証機関です。
特定の認証がないアルペンスキービンディング は、アルペン規格のブーツのみと互換性があります。
GripWalk商標 (ビンディングに付いているロゴ)のあるビンディング は、アルペン規格のブーツにもGripWalk規格のブーツにも互換性があり、ビンディング調整は不要です。
専門のアルペンビンディング は2種類のブーツ規格と互換性がありますが、使用されるブーツのタイプによって、トゥーピースの調整が必要なケースがあります。サロモンのMNCビンディングはこのケースに該当します。
ピンビンディングとも呼ばれるスキーツーリング用テックビンディング は、一般的に規格を想定しておらず、メタルピンシステムのツーリングブーツにだけ互換性があります。
ブーツとビンディングについては、スキー取り扱い店に確認してみましょう。
幸いなことに、スキービンディングの色使い を規定するような規格はありません。自分のスキータイプやブーツに合ったビンディングであれば、お好みのカラーを選ぶことができます!
スキーに関するその他コンテンツについては、ストーリー&ガイド をご覧ください。
リフトからの景色を楽しみ、グルーミングバーンのコースを滑る。あるいは、フレッシュなパウダーに自分のラインを刻んで から日当たりの良い屋外のテラスでくつろぐ。どちらの場合も、寒さと風と雪から身を守る適切なウエアが必要 となります。吹雪でも笑顔で滑れるように、スキーのウエアについてのアドバイスをします。
レイヤリングシステム
スキーウエアを選ぶ際には、最新のトレンドを追いかけるだけではなく、ウインタースポーツ専用にデザインされた機能的なウエア という観点も重要です
レイヤリングシステム についてもっと知りたい場合には、こちらの記事をご覧ください 。
アウトドアスポーツにおけるレイヤリングシステムとは:
アルペンスキーでのレイヤリングシステム
アウトドアスポーツにレイヤリングシステムは不可欠で、アルペンスキーには特に適しています。
通気性の高いベースレイヤーは、滑降中の運動で発生する水分を放出する ために不可欠です。このためリフトに乗っている間も寒さを感じることを防ぐことができます 。合成繊維で作られた長袖の保温性インナー は最適な選択肢ですが、メリノウールは濡れた状態でも通気性と保温性が優れています。
ミッドレイヤーは体温を維持する ために着用します。保温性アンダーウエアの上にフリースや軽量の断熱ジャケット を着用するのが良いでしょう。多くのスキージャケットには、フリースの裏地や合成繊維またはダウンの詰め物が入っていて、断熱性があります。それを考慮してミッドレイヤーを調整する必要があります。
アウターレイヤーは、スキージャケット そのものです。前述の通り、ジャケットの裏地はフリース素材や合成繊維 になっていたり、保湿性の高いジャケットにはダウンキルティング 加工が施されていることが多いです。天候や斜面の滑走スピードによらず、スキーをするときには常に風に吹き付けられるため、ジャケットは防風性 を備えている必要があります。リフトに乗っている間も搬器の動きに伴う風にさらされます。主に天気の良い日にスキーをする場合は、耐久性撥水(DWR)処理されたジャケットがあれば、悪天候から身を守るには十分でしょう 。天候によらずパウダーを滑る場合、Gore-Texなどの防水性ジャケット が必要です。
最後に、女性は一般的に寒さに敏感なので、女性用ウエアはデザインやカラー以外に、男性用よりも暖かい作りになっています。
下半身のレイヤーシステム
下半身はそれほど汗をかかないため、下半身レイヤーは構成がシンプルです 。スキージャケットのように、裏地付きで保温性があるスキーパンツ もよく見かけます。気象条件に合わせて スキーパンツのみを着用するか、アンダーウエアも着用 するかを選べば良いでしょう。
オフピステを滑る なら特に脚部が雪にさらされるでしょう。DWR処理されたウォータープルーフのパンツを選択すると良いでしょう。
レイヤリングを好むため、暑くなりすぎたり、寒くなりすぎることはありません。汗を逃がすベースレイヤー、風から体を守るミッドレイヤー、寒い日や緊急時用の小さなマイクロパフィー、GTXシェルを着用しています。
スキーウエアの特徴
スキーウエアを選ぶ時、まずはレイヤリングから始めても良いでしょう。ですが、スキー用に特別にデザインされたウインタースポーツのウエアには、他の側面もあります。
スキージャケットに必要なアクセサリ
よく考えられたスキージャケットには、雪や風から身を守るアクセサリがつきます。例えば:
スノースカート: ジャケットの中に入り込む雪や風を防ぎます。
ベルクロ: 手首辺りの隙間をなくすためにジャケットの袖についています。
スキーカフ: ジャケットの中に雪が入り込むのを防ぐために袖口から出ています。
アジャスタブルフード: 取り外し可能なフードで、どんな天候時にも対応できます。
スキーパス用のポケット、携帯電話用の内ポケット、キャッシュやカード用の安全なポケット など、それぞれの用途向けポケット があるとゲレンデで滑る際に便利です。フリーライダーにはビーコン用ポケットがあると便利です。
レンズ拭き用にマイクロファイバー製クロス付きのサングラス・ゴーグルを入れるためのポケットも見られます。
フリーツーリングをしたり、バックパックにスキーを取り付けて歩く場合は、ハイクアップ時の暑さ対策としてジッパー付きのベンチレーション があると便利でしょう。
一部のジャケットには、雪崩に巻き込まれた遭難者の捜索に有効なReccoリフレクター が付いています。しかし、ゲレンデコース外を滑走する場合、これは最低限の保護機能を提供しますが、ビーコンの代替にはなり得ません。
スキーパンツの特徴
スキーパンツは保温性と防水性 が備わっている必要があります。ゲイター一体型はパウダースノーで便利です。大腿部にジッパー付きのベンチレーション があると、春スキーやフリーツーリングでのハイクアップ時に有益です。
スキーに欠かせないアクセサリー
適切なウエアの着用とは、適切なジャケットやパンツを選ぶことだけではありません。特に冷たさに敏感な身体の末端を保護する 必要があります。
寒い時は、身体は心臓や脳などの生命の維持に重要な器官に血液を集中させ、体温を37°Cに保つようにします。そのため、足や手などの四肢が寒さに特に敏感になります。加えて、帽子をかぶることも不可欠です!
頭を寒さから守るためにニット帽を着用してください。更にヘルメット を着用することで安全性も保たれます。
ネックウォーマー は、薄手のものであっても、寒さや風から身を守ります。顔の下側もカバーすることができます。
スキーグローブ 選びには少し注意が必要です。薄いグローブはポールを握りやすくなりますが、暖かさが十分ではない場合があります。手が冷たくなりやすい場合、防水性があって着用時にきつくない厚手のグローブ を選ぶと良いでしょう。グルーミングバーンでは、通常、グローブをジャケットの袖下に着用します。一方、フリーライダーにはジャケットの袖口までを覆うスキーカフが付いた長いグローブが好まれます。薄いインナーグローブをしてミトン を着用すると寒さにとても強くなり、違いを実感できます。
スキー用ソックス も重要です。薄いソックスは競技用にデザインされた幅の狭いスキーブーツの精度を更に高めます。快適さと保温性を重視するなら、幅が広めのブーツと合成繊維やメリノウールでできた厚めのソックスの組み合わせを選びましょう。
スキーに適したウエアを着用することは、何よりもまず寒さ、風、雪から身を守ります。 その上で私たちは冬の雪山を楽しめるのです!
スキーに関するその他コンテンツについては、ストーリー&ガイド をご覧ください。
膝丈のパウダー が大好きで、ゲレンデから飛び出して雪の降る中ツリー ランを楽しみたいなら、あなたは正真正銘のフリーライダー。どんなスキーを選ぶかは最重要課題です。ここでは、フリーライドスキーの特徴を紹介し、どうやって自分に合うスキーを選べばいいのかをお伝えします。
スキートップ革命、ロッカー
従来のスキーをフラットな雪面に置くと、スキーはトップとテールの一部分が雪面に接して支えられ 、ビンディングが設置されているウエスト 部分がアーチ状に雪面から浮きます。これをキャンバー (スキーの反り)といいます。
ロッカースキーでは、スキーが雪面に支えられる部分はよりビンディングの近く 、つまりスキー中央寄りとなり、トップに向かって徐々に雪面から浮き上がっています。トップ&テールロッカー では、トップだけではなくテール側も雪面から浮き上がるような反りがあります。
スキートップとテールが同じくらいカーブして逆反りし ているツインチップは、深雪の中で抜群の浮力を発揮します。
最近では、クルージングスキーやオールマウンテンスキー、そしてフリーライドやツアースキーなど広いジャンルで、さまざまなロッカー形状が見受けられます。
パウダーでの浮力をより引き出し、不整地コブの衝撃を吸収するために、フリーライドスキーのトップロッカーは重要です。テールロッカーはスキーのコントロール性能を高め、扱いやすくします。
ですから、パウダーでの高い浮力をもつツインチップスキーのロッカー特性と、固く締まったバーンやグルーミングバーンでグリップ力を発揮する従来のキャンバー特性とのバランスを見極めることが大切になります。
フリーライドスキーの3大カテゴリー
スキーのウェスト幅はビンディングの位置で測ります。フリーライドスキーは、アルペンスキーの中で最もウエスト幅が広く、 この幅の違いによって3つのカテゴリー に分類されます。
用途が広い日常使いのスキー
ウエスト幅が90〜100mm あるこのタイプのスキーは、トップが大きなロッカーになっていますが、テールはそれほど大きくはありません。グリップ力は、従来のキャンバーに近くなっています。硬いウエストは、圧雪バーンでのグリップ力 を発揮しますが、スキーのコントロールは若干難しくなります。柔軟性のあるスキーは、パウダー での滑走は得意ですが、ハイスピードでは安定性に欠ける傾向があり、グリップ力もそれほどありません。
このタイプのフリーライドスキーは 、パウダーや深い谷や森、狭い通路など、雪面コンディションやコースを選ばないので、最も用途が幅広いです。
ウエスト幅が100〜110mm のスキーは、フリーライドと深雪向けに設計されています。その抜群の浮力は常にスキーをパウダーの上に持ち上げようとします。一方、広いスキー幅のため、固くしまった雪ではエッジを効かせるのはやや難しくなります。
グルーミングバーンもよく滑る場合は 、フリーライドにも使えるオールマウンテンスキー も候補になります。このタイプのスキーは、必要な全ての特性があり 、様々な斜面を滑るために適した平均的な幅、ロッカー、足元の適度な硬さ、柔軟なトップを備えています。クルージングスキー のコンテンツも併せてお読みください。
大雪の日こそファットスキー
110mm以上のウエスト幅 のスキーはファットスキーとして知られています。全てのフリライドスキーヤーたちが待ち望む深雪の日のための究極のスキーです。とても幅が広い ツインチップですが、従来のキャンバーと足元が適度に硬いタイプのファットスキーもあります。典型的なパウダー用スキーで、他の人が滑った跡も、脆いクラストやグルーミングバーンなど、滑るシーンを選びません。
柔軟性に富んだ逆反り形状 を持つ最高のエクストリームモデルは、大雪の日にこそ真価を発揮します。このタイプのスキーの出番はそれほど多くないかもしれませんが、通常のスキーでは得られない体験のためにこのスキーはあります。
フリーツーリング ~より軽くより自由に~
フリーツーリングは、ツーリングスキーとフリーライドの中間の性格を持っています。 フリーツーリングスキーシリーズは、スキーでハイクアップすることも苦にならないスキーヤー向けのものです。数百メートルのハイクアップを経て、誰も滑っていない反対側のフレッシュな斜面を滑り降りることは、多くの人たちにとって究極の自由であり、未知の世界への冒険です。
フリーランドとしても知られるこのタイプのスキーは、95〜105mmのウエスト幅 があり、トップがロッカーになっています。ハードに滑降するときに使うための、フリーライドスキーのライトバージョンです。
フリーツーリングスキーは、適切なスキンと組み合わせる必要があります。また、ハイクアップ時に踵を解放できるビンディング も必要になります。(詳しくはアルペンスキーとツーリングスキー用ビンディングの記事を参照ください。)また、柔軟性のあるカフと、テックビンディングをつなぐためのインサートを備えた、ウォークモードのあるスキーブーツ も必要です。
私は通常、滑る地形に応じてフリーライドスキーを選択します。パウダーの場合は大きめのウエスト幅を、そしてパウダー以外の場所でスキーをしたい場合は、細目のウエスト幅の板を選びます。
どの長さのスキーを選ぶか?
一般的に、フリーライドスキーの長さは、自身の身長プラス5〜10 cm が良いでしょう。パウダーでの浮力が増し、ハイスピード時の安定性も高くなります。スキーの長さにかかわらず扱いやすいのがロッカーの特徴の一つです。
広いオープンスペースでハイスピードターン するのが好きな上級者であれば、身長プラス15cmまで のスキーが調度良い長さになるでしょう。
一方、フリーツーリング では、身長マイナス5cm を選んだ方が軽量 で、ハイクアップや下りで扱いやすい スキーになります。
さらに多くのメーカーが体重によってスキーサイズを選ぶことを推奨していますので、参考にしてください。
適切なスキーギアだけではなく、フリーライドスキーでは十分な雪山の知識も必要です。トランシーバー、シャベル、プローブの必須3点セット を持たずに一人でオフピステに入ってはいけません。雪崩に遭遇しても体を浮かせてくれるエアーバックパックは、その価値が認められ徐々にスキーヤー達に利用されるようになってきました。山では常に学ぶべき新しいことがあります。フリーライドスキーを練習したいなら、トレーニングにはげみ、自分自身に問いかけ、定期的にコースに出ることが大切です。
ウィメンズスキーを見る / メンズスキーを見る
従来、スキーツーリング は山岳地帯に住む人々のものでした。しかし、この20年間で身近なものになりました 。雪が降るなり、ツーリングをする人たちが最初に姿を現わすことがよくあります。スキンをつけてハイクアップするための彼らのギアは軽量 で、かつ滑降時のパフォーマンスも高いです。ここでは、あなたに合ったツーリングスキーの選び方をご紹介します。
あなたのスキースタイルは?
リフトに乗る代わりにスキンを使い、自分の脚力でハイクアップする 準備ができたら、スキーツーリングに出かける準備完了です。スキーツーリングには3つのアプローチ方法があり、それぞれ使用するギアが異なります。
従来スタイルのスキーツーリング
周囲の環境を楽しみながら自分のペースで山頂に登り 、軽食をとったり、降り積もったばかりのパウダーを滑り降りたりしたいなら、快適さ は損なわずに滑降性能 も高い軽量なギア を探しましょう。1〜3つのバックルがあり 、十分な可動域があるウォーキングモードを備えたブーツ、ピンシステムのついた軽量なテックビンディング、ウエスト幅が80mm前後の用途が広いツーリングスキー (ウエスト幅はビンディング位置で計測)を用意しています。
フリーツーリング:スキーによる滑降
すでにスキー場でアルペンスキーとフリーライドのトレーニングを積んで技術を習得しているなら、新しいルートを滑降し開拓する ためのスキーが必要になるでしょう。
以下のフリーツーリングギアを選択する必要があります: 滑降時もパフォーマンスを発揮できる、ウォークモードがあるブーツ、強化テックビンディング、またはフレームビンディング、ウエスト幅95〜105mmの幅広のスキー
山岳スキーとスピードツーリング
夏はトレイルランニングや他の持久力が必要なスポーツのトレーニングをしていますか?フィジカルなトレーニングに励んでいますか? スキーツーリング時も、より多くの頂上を制覇できるようにハイクアップも滑降もスピードを出していますか? レースにも出ることも考えていますか?
そんな方には、軽量な山岳ツーリングギアがおすすめです。カーボンのブーツ、3.4 oz(約96g)のビンディング、ウエスト幅65〜75mmの超軽量スキー があります。
スピードツーリングギアは軽量なので、スピードを重視する方には最適でしょう。
あなたのスキースタイルに合わせたツーリングスキーを選ぼう
ツーリングスキーは一般的にアルペンスキーよりも軽量です。サイドカット ・ラディウスが大きい(約18m)ので、歪んだ斜面の登りや圧雪されたバーンでの滑降でしっかりグリップします。 多くのモデルは、滑走時の操作性が高いロッカーとなっています。(詳しくはフリーライドスキーの記事を参照ください。)
従来のスタイルでツーリングする場合、ウエスト幅75〜90mm程度の広いスキ ーがおすすめです。サイドカット ・ラディウスは15m程度 の柔らかめのスキーは扱いやすく、滑降時の負荷が小さくなります。
もし春スキーや急斜面を滑るなら、より硬くストレートなスキーが良いでしょう。
いずれの場合も、6 lbs. 2.7 oz(約3.5kg)以下のスキーを探すのが良いでしょう。
ウエスト幅が95mmのフリーランドスキー は、ハイクアップでも滑降でも使いやすくなっています。トップと、場合によってはテールもロッカーが強調されていて、高い浮力が得られます。比較的ストレートなディメンジョン のスキーで、凍った場所でも扱えますが、グルーミングバーンではあまり楽しくないかもしれません。最後に、超軽量のギアとして、レース用の最も細いスキーは、ウエスト幅が75mmでとても軽く、滑る場所を選びません。
あなたの期待値を分析し、理想を最大化するツーリングスキーを選択してください。ゲレンデをよく登る場合は幅の狭いスキーを、ディープパウダーしか滑らない場合は幅の広いスキーを選びます。
ツーリングスキーの長さの選び方
短いツーリングスキーはとても軽く感じ、コブを抜けるためのキックターンがしやすくなり、全般的に操作性が高くなっています。 (一般的にツーリングでは、ツリーランがしやすいようにゆっくり滑ります。)
汎用的なスキーツーリングの理想的な長さ は、身長マイナス5〜10cmです。
フリーツーリング では、身長と同じ長さのスキーを選べば滑降時の安定性と浮力を確保できるでしょう。
スピードツーリング では、競技用としては身長マイナス10cm(以上)がごく一般的です。(最短の長さで男性用は160cm、女性用は150cmとなっています。)
ビンディングの選び方
スキーツーリングのビンディングは、ウォークモード時に踵をフリーにできます。詳しくは、ビンディングの選び方についての記事 をご覧ください。
ツーリングスキー用のビンディングには2タイプ あります。
テックビンディング: 最軽量で人気のあるタイプです。互換性のあるブーツを選ぶ必要があります。
フレームビンディング(ATビンディング): ビンディング全体がスキーに取り付けられたプレートの周りで回転します。このタイプは重量がありますが、簡単に外れて滑降での安全性が高くなるため、フリーツーリングで役立ちます。
2018年、サロモンはフリーライドビンディングと同程度の滑降性能と、テックビンディングの機能性を兼ね備えた初めてのビンディング、Shiftシリーズをリリースしました。
最後に、どんなアプローチであったとしても、スキーツーリングは安全なスキー場から遠く離れ隔離された山岳地帯で楽しむものだということを忘れないでください。決して一人で行動せず、トランシーバー、シャベル、プローブは必ず持参してください。コースから外れないこと、そして常にトレーニングを怠らないことです。
スキーに関するその他コンテンツについては、ストーリー&ガイド をご覧ください。
グルーミングバーンやパウダーで足の心配をすることなく滑るためには、スキーブーツ選びはとても重要です。ブーツとスキーの連携は必要不可欠です。快適性 は言うまでもなく、滑走中に十分なサポート をしてもらわなければなりません。ここでは正しくブーツを選ぶためのアドバイスをします。
スキーブーツの特性
自分に最適なブーツのモデルを見つけるためには、ほかにも考慮しなければならない点があります。サイズ、フレックス、ブーツシェルの形状やカフなどの要素に加え、ウォークポジションがあるかどうかなどです。
男性用ブーツ・女性用ブーツの違い
男性用と女性用のスキーブーツは、特にふくらはぎの形状の違い において人間工学的な視点に立って設計されています。一般的に女性のふくらはぎの位置は男性よりも下の方にあります。そのため、女性用 スキーブーツのカフ(ブーツの上部) の高さは低く抑えられ 、また上に向かって広がっています。ふくらはぎの形状に合わせるため、ブーツ後部は独特な形状になっています。
女性は寒さに敏感な傾向があり、血液循環と静脈還流の問題を起こしやすいため、一般的に女性用ブーツの裏地は暖かくなっています。
フレックス
スキーブーツを選ぶ際にフレックスと剛性は考慮すべき要素です。60 〜150段階のフレックス指数 で表され、スキーヤーの能力と体型 によって最適なレンジが決まります。レベルの高いスキーヤーの場合は、脚からスキーへのパワーをダイレクトに伝達できる剛性の高いブーツが良いでしょう。身体の大きなスキーヤーの場合も、硬めのフレックスが必要でしょう。
初心者レベル: 男性はフレックス60〜90、女性はフレックス60〜70
中級者レベル: 男性はフレックス90〜110、女性はフレックス70〜90
上級者レベル: 男性はフレックス110以上、女性はフレックス90以上
競技選手用: フレックス140〜150で調整された最も硬いスキーブーツ
フレックス指数は公式標準ではないので、ブランドによって剛性に違いがあります。
スキーブーツに柔軟性を持たせたい場合、トップストラップを緩めることで剛性を調整することができます。
フィット感とパフォーマンスが最も重要です。必要なフレックスと機能を備えたさまざまなブーツを試してみてください。最もフィットするブーツを選んで、甲の締め付けや痛みを感じる場合は、優れたブーツフィッターに依頼することでプラスチックを伸ばしてさらにフィットさせることができます。
正しいサイズの選定
長さ
スキーブーツのサイズ は、足の最大長 をセンチメートル単位で測定したモンドサイズで表されます。普通のシューズとはことなりスキーブーツはスキーヤーの足にピッタリと合っている必要があります。 75%のスキーヤーは、2サイズも大きいブーツを選んでいると言われています。
足のサイズを測って自分のモンドサイズを決めるのはとても簡単です。
紙を壁際に置きます
踵を壁につけて紙の上に足を置きます。
軽く膝を曲げ、足の前方周囲をなぞって線を引きます。
逆の足も同様にします
最も長いところを測定したら、それがモンドサイズとなります。
一般的にスキーブーツにはハーフサイズが用意されています。もし2つのサイズで迷った場合、履いているうちにブーツ裏地が多少つぶれることを考慮し、ハーフサイズ小さい方を選びましょう。
幅
LAST (足の親指と小指の付け根の骨が張り出した部分の幅を測ったもの)は足の一番幅の広い部分で、スキーブーツの幅 を表します。これは足の周囲をなぞって線を描くことで簡単に測れます。
どのくらいの精度で滑るのかを考慮してスキーブーツの幅(LAST)を選びます。
92mm: とても幅が狭い。競技者専用。
96-98mm: 幅が狭い。幅の狭い足用、もしくは快適さよりも精度を重視するスキーヤー向け。
100mm: 中間の幅。多くのスキーヤーに適しています。
102mm: 幅の広い足用。
104mm: とても幅の広い足用。
あなたに合った幅のブーツを選ぶことで、快適で安全なスキー操作をできるようになります。 もし精度を重視するなら、より狭い幅のスキーブーツ を選んでください。幅が広すぎるスキーブーツは、足をホールドできないので、スキーのコントロールが難しくなります。
自分のスキースタイルを決める
男性用または女性用、サイズ、幅を考慮することは、自分の足に合ったスキーブーツを選ぶために必要な最初のステップです。また、スキーのレベルや滑る地形に合わせてブーツ選びも考えなければなりません。自分のスキースタイルに合ったレンジのブーツを選ぶことが必要です。
グルーミングバーンで楽しく滑る
オンピステスキー用に提供されているスキーブーツモデルは、柔軟性 (フレックス90未満)があり、快適 で使いやす くなっています。履きやすく軽量で、ウォークモードがついたモデルもあります。
これらのブーツは、初心者またはたまにしかスキーをしない方に向いています。
グルーミングバーン用の高レベルスキーと競技スキー
オンピステで高いレベルのスキーをする場合、より剛性のあるブーツを考えたほうが良いでしょう(男性はフレックス90〜130、女性はフレックス70〜 110)。これらのブーツはつま先に向かって前傾しており、高いフィット感と高いカフ により、コントロール性が高くなっています。
フリーライドとフリーツーリング
高い技術を持ち、グルーミングバーンから抜け出して滑る場合、フレックス100〜120程度、カフはストレートで平均的なブーツ幅100mmのフリーライドブーツを選びましょう。楽に歩くためのフリーライドのオプションとして、ラバーソール や、カフを解放できるウォークモード などがあります。
フリーツーリングをするスキーヤーは、スキンをつけてハイクアップしてから滑り降ります。こういったスキーヤーは、滑降時でも性能を発揮 し、かつ、ハイクアップもできる軽量 なブーツを探しましょう。インサート があるブーツは、ツーリング用のピンビンディングと、フリーツーリング用に設計されたハイブリッドビンディングの両方に使えます。
スキーツーリング
スキーツーリングでは、スキーのソールに固定するスキンと、歩きやすくするためのヒールフリービンディングを使ってハイクアップします。
ツーリングブーツは軽量 で、ウォークモード はカフが自由に動くのでとても歩きやすくなります。とても柔軟 なので、フレックスの詳細は表示されていません。
ツーリングブーツの金属製インサート は普及しつつあります。これらのインサートは軽量なツーリング用ピンビンディングに対応していることが不可欠です。
フリースタイル
フリースタイルスキーヤーが最初に探すのが、ジャンプ着地時のショックを吸収するクッションが踵に備わった柔軟なブー ツです。快適性と精度を両立するために、足幅のサイズは平均的な100mmをおすすめします。
テレマーク
ターン中に見られる片膝を曲げる技術 (外側のスキーを前に出し内側の膝は曲げて踵をあげる)のため、テレマークブーツとビンディングは特殊な作りになっています。テレマークブーツは大きく屈曲するので 、アルペンスキーブーツよりもハーフサイズから1サイズ大きいブーツ を選びます。
自分に合ったスキーブーツを見つけたけれど、もっと快適にしたい場合はどうしたら良いでしょうか?まずは、サイズの合ったスキー用ソ ックスを持っているかを確認してください。サーモフォーマブル・ブーツライナー は、熱を加えることで足の形状に合わせてその形を変えることができます。自分の足に合わせてカスタムしたソール を元々のインソールと入れ替えることもできます。いずれも専門店に依頼することをおすすめします。
最後に、専門店または足の専門医が提供するブーツフィッティング のサービスに頼ることもできます。不快感がある部分の周囲のシェルを広げる ことにより、スキーブーツを足に合わせてカスタムフィットさせることができます。
ブーツが快適であれば、スキーを選ぶときに迷わず前に踏み出せます!
自分らしい滑りのスタイルを決めたら、グルーミングされたバーンに飛び出すために最適なスキーギア を探しましょう。ここではどんな種類のオンピステ用スキーギアがあるか詳しく見てみましょう。それぞれの違いを理解することが自分に合ったギアを選ぶためのポイントになります。
オンピステスキーとは
オンピステスキーは、グルーミングバーンで あなたの能力を最大限に引き出すように設計されています。レジャーで楽しく滑りたい のか、常に自分のパフォーマンスを向上させたい のか、あるいは次のレースでより速く滑りたい のか。あなたの目的に合ったスキーを見つけるために大事なポイントです。もし、いろいろなことにチャレンジしたいのなら、オールマウンテンスキー という選択肢もあります。オンピステだけではなく、オフピステのパウダーを追い求める時でもハイレベルなパフォーマンスを発揮します。
オンピステスキーの構造
オンピステスキーをよく理解するためには、スキーを構成するそれぞれの要素 がパフォーマンスにどう作用するかを知る必要があります。
ビンディングが取り付けられるウエスト はスキーの中央付近に位置します。ウエスト幅 は、レース用の68mmからクルージング用の80mmまでと幅があります。
先端部分にあたるトップ は、初級者向けスキーでは、よりしなやかにできています。スキートップがロッカー形状になっているものは、パウダースノーでよりパフォーマンスを発揮しやすくなっています。
パフォーマンスの高いスキーでは、最適なエッジグリップを得るためにテール がしっかりしています。初級者用スキーのテールは、ターンでずらしやすくするために、よりしなやかになっています。
グルーミングバーンを滑るためのスキーは、通常ビンディング とスキーがセットになっています。ビンディングはスキーと一体化し、調整可能なレールの上に設置されています。ビンディングについて詳しくは、こちらの記事を参照 してください。
スキーの裏側、滑走面をベースと呼びます。 ハイグレードなスキーは、より高いパフォーマンスと耐久性を持つ高品質なベースを使用しています。
リバウンドの良いスキーを探していますが、ターンの終わりにキックが強すぎるのは好きではありません。ミスをしても軽く受け入れてくれるようなスキーを好みます。
以下の要素がスキーのパフォーマンスに影響を与えます。
ディメンジョン: トップ、ウエスト (足元)、テール それぞれの幅をミリ単位で計測したもの。これらはスキーのシェイプを決定づけます。
スキー長: グルーミングバーンを滑る場合は、身長から5cm〜15cmを引いた長さを選 ぶことをおすすめします。ショートスキーは一般的に扱いやすく初級者に好まれます。一方、長めのスキーは高速域での安定性が高くなります。
剛性: トップ、ウエスト、テールのそれぞれで測定します。柔軟性のあるトップは硬いものよりも衝撃を吸収しやすい一方、固いバーンではグリップ力が弱くなります。ウエストの剛性は、筋力と技術レベルによって決めるべきです 。高い技術を持つほど、スキーの剛性も高い方が良いでしょう。また、テールの剛性はターン後半での滑り方に影響します。剛性の高いテールほどグリップ力が強くなり、柔軟性の高いテールほどスキーを扱いやすくなります。
サイドカット・ラディウス: スキーが自然に描くターン弧の大きさ を示します。小さいラディウス(12〜15m)では小さなターンをしやすく、大きなラディウス(18〜22m)ではより大きなターンをしやすくなります。
キャンバー: スキーが本来持つ反り のことで、この反りがあるのでスキーを雪面に置くと、スキー中央部の底面と雪面との間に隙間ができます。一般的には、反りのあるスキーほど反応が良くなります。
重量: オンピステスキーの重量は、ツーリングスキーほどには重要ではありません。しかし、スキーが軽いとスピードを落とす時に操作がし易くなり、持ち運びも楽になります。
あなたの能力に合ったオンピステスキーを選びましょう
あなたの技術レベルや筋力、目標に合ったスキーを選びましょう。
初級者用スキー
初級者用スキーは、初心者 やたまにしかスキーをしない人、あるいは完璧なターンを描けずとも雪山を楽しみたいと思っている人向けのスキーです。
これらのスキーは幅が広く (ウエスト幅が75〜80mm)、安定性および柔軟性が あります。テール部分は丸まっているので、ターンの後半でスキーを楽に横へずらす ことができます。初心者であれば、短めのスキー(身長マイナス15cm)を選ぶとターンがし易いでしょう。
このタイプのスキーは、一般的にスキー場でレンタルすることができます。
ゲレンデでのパフォーマンスを高めるためのスキー
ハイスピードやエッジング を楽しみたいなら、パフォーマンスレンジの スキーを選ぶべきでしょう。このタイプのスキーは、あなたのスキースタイルや目標、技術レベルに適合するはずです。
このタイプのスキーはウエスト幅が狭く、ターン時に深い角度でエッジングしてもグリップ しやすくなっています。エッジの切り替えもしやすく、さらに効率よく素早いターンをすることが可能になります。
剛性 の高いスキーなので、難しい急斜面やアイスバーンであってもエッジが効きやすくなっています。あなたの技術レベルや、大回りと小回りのどちらが好きかどうかで、あなたに合ったサイドカット・ラディウスを選んでください
競技スキー
競技スキーは競技スキーヤーのために開発されているので、取り扱いショップは限られています。アルペンスキーの種目、スラローム、ジャイアントスラローム、スーパージャイアントスラローム、ダウンヒルそれぞれに特化しています。
とても幅が狭く極度に剛性の高いスキーで、 ディメンジョンと長さはパフォーマンスのために明確に設計されています。
些細な妥協も許さず、ターンの最初から最後までをマスターすることは多くのスキーヤーにとってチャレンジングなことです。
オンピステスキーを選ぶ場合は、まず第一に、あなたのスキー技術レベルを考慮しましょう。 あなたのスキー技術を向上させ、圧雪されたゲレンデから飛び出すために、より汎用性の高いスキーが必要ですか? フリーライドスキーに関するコンテンツ で詳しく説明している通り、オールマウンテンスキーもラインナップしています。
スキーに関するその他コンテンツについては、ストーリー&ガイド をご覧ください。
ハイキングブーツを買うのは初めてですか? それとも、今履いているブーツをすっかり履き古してしまいましたか? ここでは最適な一足を選ぶためのアドバイス を紹介します。ハイキング用のシューズというと足が痛くなってかかとにマメができるもの、と思っていませんか。正しく選んだシューズを履くと足下が軽く感じられてハイキングが楽しくなります。
どんなスタイルのハイキングに出かけますか?
シューズ選びで最初に確かめる必要があるのがこの質問です。例えば、次のような質問について考えてみましょう。
どんなコンディションのコース をハイキングで歩きますか?
背負うバックパックの重さはどれくらいですか?
歩く行程の距離 、そして歩くペースはどれくらいですか?
ハイキングをするコースのコンディション
一般的にコースのコンディションは3種類に分けられます。
歩きやすいトレイル。 山に挟まれた谷沿いや草原、 そのほかの大きく視界が開けた場所 でよくみられます。コースの表面は平たく安定していて、なだらかな丘 があることも。
凸凹したトレイル。テクニカルなコンディション は山の中、あるいは波打つような地形をした場所でみられます。歩く際には岩や木の根、ぬかるみに注意が必要です。階段状になっていたり、片側に傾いていたり、傾斜が急な 場所も多く、脚や足首に負担がかかります。
オフ・トレイル。 トレイルとして整えられていないので、凸凹があるだけでなく足場が浮き石の上で不安定 なこともあります。多くの場合はハイキングコースを示す道標がありません。 このようなコースを効率よく歩くには、目の前の状況に集中する必要があります。目の前に立ちはだかる大きな岩に登ったり、川を徒渉したり、両手を使って難所を乗り越えたり。もはや冒険の舞台だといっていいでしょう。
歩きやすいトレイル では足の自然な動きに追随する柔軟でソールが曲がりやすいシューズ がいいでしょう。軽量であれば履き心地がよく疲れにくい。クッション性があればさらにシューズは快適になるでしょうが、トレイルランニングシューズで求められるほどではありません。
コースのコンディションがテクニカルであれば、 接地したときの安定感 を高めるためにシューズのアウトソールは固くて曲がりにくいもの が好ましいでしょう。ハイカットのシューズ であれば足首を保護することができます。厚いアウトソールに加えて、ラバー素材のつま先、かかとのプロテクター、足の甲や側面の保護材などで補強 することでハイキングシューズの耐久性 は高まります。ただし、それだけ重量は増します。
ハイキングシューズに防水性 が必要かどうかは天候次第で決まります。GORE-TEXのような防水メンブレインは水濡れから足を守る一方で、シューズの透湿性は多少低くなります。
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乾燥して暑い中、GORE-TEXのシューズを履いているとシューズの中の温度は高くなって足が汗で蒸れてしまいます。こうしたコンディションではシューズに防水メンブレンは不要です。代わりにおすすめするのがレザー素材のシューズです。 重さは増しますが、足の保護機能と透湿性のバランスに優れます。
バックパックの重さ
どれくらいの重さのバックパックを背負って歩くかによって、ハイキングシューズ選びは変わります。 すなわち、どれくらい登山口や山小屋から離れたところを進むか、何日間のハイキングを予定するか、によって変わることになります。バックパックの中身は必要最小限に絞り、できる限り軽くする ことをおすすめします。こちらの記事ではバックパックについてのアドバイスをご覧いただけます。
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バックパックが軽ければ、 背負っていて疲れにくく、ケガもすることも少なく、より長時間歩くことができます。ハイキングシューズについても、コースがテクニカルでなければ軽くてソールが曲がりやすいシューズを選ぶことができます。
テントやガスコンロ、たくさんの食料を運ぶ必要があるなら、丈夫で安定性の高いシューズが必要になります。 足首の強さに不安があったり、テクニカルなトレイルを歩く場合でも、ハイカットのシューズであれば確実に足元をサポートしてくれます。
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ハイキングの長さと歩くペース
どのくらいの長さのハイキングに出かけるか、そしてどのくらいのペースで歩くか、加えて登山口や山小屋からどれくらい離れたところを歩くか。こうした要素によってバックパックの中身の重さが変わります。 詳しくは一つ前の段落をご覧ください。
ハイキングの長さについては状況や人によって感じ方が違います 。歩きやすいコースを1時間歩くのは、不安定な岩の間を1時間歩くのに比べてずっと楽に感じるはずです。また人間は自分の体力や歩き慣れている距離によって「長い」かどうかを判断するので、人によってどれくらいのハイキングを長いと感じるかは異なるのです。
まずは今回のハイキングの目標が「短い」、「長い」のどちらと感じるか、 考えてみましょう。その答えに応じて、軽くて柔軟なシューズにするか、安定性や足の保護に優れたシューズにするか選べばいいでしょう。
その他、ハイキングに頻繁に出かける 方には、厚手のアウトソール で丈夫に作られたシューズが長持ちするのでおすすめです。
私のハイキングのレベルはどれくらい?
どのくらいハイキングの経験があって歩くことに慣れているか、次の点について考えてみましょう。
あなたのハイキングのレベルを判断するために、次の質問に率直に答えてください。
どのくらいの頻度でハイキングをしていますか?
どのくらいハイキングの経験がありますか?
どのようなコンディションのコースでハイキングしていますか?
ハイキングのレベルを知ることは自分に適したシューズを選ぶ上で役立ちます。 例えば、足首のサポートに優れたシューズがいいか、軽量なシューズがいいか、判断する場合に参考になります。軽量なシューズは補強された部分が絞られ、足首が自由に動かせるローカットであることが少なくありません。
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私の体力はどの程度でしょうか?
あなたのハイキングの実力を計り、シューズ選びを間違わないためのもう一つの質問です。自分の体力がどの程度か、客観的に判断してください。
例えば、2、3ヶ月前にハイキングを始めたばかりでまだ十分な経験はない ものの、頻繁にハイキング に出かけていてどんどんレベルが上がっている 、としましょう。最近はハイキングに出かけると、前回より長く、テクニカルなコースに挑戦するようになりました。足首を捻挫したことは一度もなく 体力もあるので、何か持久力の試されるスポーツを始めたいと考えています。
この場合には、軽量で足の動きを妨げないローカットタイプのシューズがいいでしょう。
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一方、何年も本格的な山岳ルートをハイキングしている経験豊富なハイカー が、捻挫 のため最近数ヶ月はハイキングをしていない、という場合はどうでしょうか。今まではローカットのシューズでハイキングをしていたかもしれませんが、このシューズではケガをした後の足首を十分サポートすることができません。
このハイカーは安定性が高く、足首をしっかりサポートするハイカットのシューズを選ぶべきです。 今まで履いていたローカットは、足首が完全に治ってから使いましょう。
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ハイキングシューズの特徴で注目してほしい点
どれくらいハイキングの経験があるか正直に振り返ったら、次はハイキングシューズのどのような特徴が自分にとって重要か考えましょう。
頑丈か柔軟か
頑丈で固いシ ューズはテクニカルなコンディションにおいて足元が安定します。
柔軟で 足の動作に沿って曲がるシューズは、地面の適切なポジションに足を置いていれば足の動きを妨げることがありません。
ハイカットかローカットか
ハイカットのシューズ は足首のサポートに優れます。
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ローカットのシューズ は足首を自由に動かすことができます。
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両者の中間となるミッドカットのシューズ もあります。履き口の高さはくるぶしのあたりです。
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保護機能の強化か軽量化か
ラバー素材のつま先、かかとのプロテクター、足の甲や側面の保護材などで補強 したシューズは、斜度の大きい岩場やオフトレイルでも足の保護や耐久性において優れます 。
加えて、厚いアウトソールにより足の裏を突き上げから守ります。
軽量なシューズは履いていて疲れを感じにくい ですが、耐久性は高くありません。
ハイキングシューズを試しに履いてみましょう
ハイキングのレベルを確認したら、あらゆるブランドの様々なモデルの中から自分に最適なシューズを探しましょう。ただし、アウトドア専門店の店頭で買う場合も、オンラインショップで買う場合も、試し履きをする必要があります。
試し履きをする際には、まずしっかりしたハイキング用のソックス を履きましょう。
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試し履きをしたら足のどこかにシューズから圧力を感じるところ がないか、確かめましょう。新しいシューズであっても、値段が高くても安くても、妥協してはいけません。足の骨格や形状に沿ってシューズの形状、シューズ内部の広さがしっかりフィットしていることを確かめます(シューズに足を合わせるのは間違いです)。よくある靴ひもかクイックレースか にかかわらず、靴ひもは思い切り引っ張らなくても、容易に締め具合を調整できることも大事です。
シューズのサイズの選び方
足は夕方になると少し膨らみます。理想的には1日の最後にシューズのフィット感を試して比べましょう。 普段ハイキングで履いているソックスを履いて試すのを忘れずに。
シューズのヒモを締めていない状態で爪先にシューズが当たった状態にします。この時、かかとに指が一本入る余裕 があるなら最適なサイズです。
二つのサイズの間で迷う場合は、大きい方のサイズを 選びましょう。足はハイキングの間に膨らむからです。少し大きい場合はインソールを入れることで調整できますが、逆は容易ではありません。
日々どれくらい身体を使っているかにより、体力は変化します。定期的に自分がどんなハイキングをしているか振り返るうちに、次第により高度な用具を使うことになるでしょう。その場合はまずシューズから見直しましょう。
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いつだって冒険のお供に必要なのはバックパック。週末の家族とのお出かけにも、長年夢見ていたトレッキングにもバックパックを使いますが、場面に応じたものを選ぶ必要があります。ここではバックパックを選ぶポイントについて説明します。
どのくらいの長さのハイキングに出かけますか?
ほんの数時間、それとも日帰り、週末の数日、あるいは一週間。バックパック選びで最初に考えるポイントはハイキングの長さです。日帰り のハイキングなら10〜25リットル のバックパックで十分です。水の入ったボトルやピクニックに必要なものに加えて、天気が変わるのに備えてジャケットや日焼け止めクリームも入れましょう。
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日帰りよりも長い ハイキングには、バックパックももっと大きいものを用意しましょう。20−35リットルのバックパックが必要です。数日間のハイキングをするなら必要な用具も増えます。特に山小屋などの施設に泊まるのでなければ、キャンプ道具や調理道具も自分で持っていくことになります。
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3日以上 の長いハイキングには、山小屋などの宿泊施設を利用する場合でも35リットル以上のバックパック にすることを強くおすすめします。ハイキングは長くなるほど予想しなかった天候にさらされる可能性が高くなります。天候以外にも思いがけず疲労が重なったり、着替えが必要になったりするものです。必要な装備を全部入れておけるほどの余裕のあるバックパックがあれば、長いハイキングも安心です。
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どこへ、どの季節に出かけますか?
行き先が山でも砂漠でも海沿いでも、目的地と季節はバックパック選びの大事なポイントです。 砂漠や海沿いに行くのと比べれば、山で一週間ハイキングするのに同じ量の荷物は必要ないでしょう。 出発前に目的地の気候について調べるほか、出発前に天気予報を確認します。その結果に応じてバックパックのサイズや種類を決めます。
山をハイキングする 場合にはその標高にかかわらず、天気が変わりやすいことに注意が必要です。気温はわずか数時間の間に一気に下がり、風は強風へと変わり、晴れていても急に雨が降り出します。着替えの他、ウィンドブレーカー、ジャケットなどの防水素材のウェアの用意が不可欠です。
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海沿いのエリアや島も天気が変わりやすい ことが知られています。一日の間に目まぐるしく天気が変わることがあります。ハイキングをしている間に晴れて蒸し暑かったのが一転、雨が降って濃い霧に包まれるといった具合です。
乾燥地帯 はだいたい晴れていますが、日中と夜間の気温差が非常に大きくなります。日中に身につける軽装と日の入り後に身につける防寒着 の両方を用意しておく必要があります。
ハイキングの目的地の気候によって携行する装備が決まり、バックパックに必要な容量も決まるわけです。 このほか、望ましいバックパックの素材や機能についても目的地の気候が影響します。快適さを損なうことなく、ハイキングを最大限楽しむことを目標にしましょう。
テクニカル・バックパック
ハイキングのためのバックパックを選ぶ上では、長さ、目的地、そして天気について最初に考えます。その上で、それぞれのバックパックがどんなスポーツを用途としているか、 も考慮に入れましょう。自分の用途に適したバックパックがある一方で、そうでないものもあります。自分が必要としている仕組みや特徴を備えてるものを選びましょう。 例えば、伸縮素材でできたサイドポケット、サングラスをしまうポケット、防水された小物収納スペース、トップローディングの荷室、ジッパーで開くことができるパネルアクセス、荷室のコンプレッション・ストラップ、クライミング・ロープやヘルメット、寝袋(シュラフ)を固定できるアタッチメントといった仕組みがあります。バックパックには用途に応じてそれぞれ異なる組み合わせの仕組みが用意されているのです。
10−25リットル・数時間または日帰りのハイキング向け(重さ300g−600g)
外装部
ハイキング用ポールを取り付けるループ
出し入れしやすい給水・補給食のポケット
レインカバー
内装部
ハイドレーションバッグを入れるポケット
貴重品用ポケット、またはキークリップ
小物収納のための仕切り
快適さを高める仕組み
透湿性のあるショルダーストラップ
ユニセックスのデザインとフィット
荷重を安定させるためのウェストストラップ(ヒップベルト)
調整可能なチェストストラップ
快適性と耐久性を兼ね備え、強化された背中の基板
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20−35リットル・週末のハイキング向け(重さ400-800g)
上記の10−25リットルのバックパックの特徴や備えている仕組みの全てに加え、用途に応じた追加装備が設けられています。例えば、ピッケル(アイスアックス)のような用具を固定しておくための仕掛け があります。ナイロンベルトの輪が並ぶデイジーチェーンにはヘルメット、寝袋(シュラフ)、アイゼン(クランポン)などの道具を複数固定しておく ことができます。肩に設けられたロードリフターストラップ はバックパックの背負い心地を改善します。調整可能なサスペンション はバックパックを体型にぴったりフィットさせます。特に女性の体型にあわせた調整が可能になっているものもあります。
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35リットル以上・三日間以上のハイキング向け(重さ600g-1kg)
上記両方のバックパックの装備や特徴を備えるのに加えて、背中のメインの荷室がいくつかに仕切られ 、それぞれの荷室に独立した開閉口が設けられていることが普通です。バックパックの内部に防水されたポケット を持つ場合もあります。
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ウルトラライト・バックパック
近年、ファスト・アンド・ライトというハイキングスタイルの人気が高まっています。スマートフォンがカメラに取って代わったように、ハイキングで目的地を目指すのも何日もかけて歩くのではなく、まるで稲妻のように数時間で駆け抜けてしまうのです。ハイキングの用具でも「軽さすなわち自由」と、ウルトラライト が流行しています。用具が進化して新素材を用いることで、バックパックは快適さを犠牲にすることなくずっと軽量になりました。トレイルランニング向けには様々なミニマリスト・スタイルのバックパックが販売されています。これは長いハイキング向けの特大サイズのハイキング・バックパックについても例外ではありません。
ハイキングのためのバックパックのサイズとフィット感
バックパックを選ぶ際に、リットル単位で示される荷室の容量は重要です。それだけでなく、背中のフレームのサイズや体型に合ったデザインとなっているか、も考慮しましょう。バックパックは誰にでもフィットするように作られているとは限りません。自分に合ったサイズを探しましょう。
テクニカル・バックパックは背面長 に応じていくつかのサイズが提供されています。測り方はメーカーによって異なります。近くの専門店でバックパックのサイズ選びやフィット感の調整について尋ねるといいでしょう。
女性専用にデザインされたバックパック や特定のスポーツを用途とするバックパックもあります。多くのバックパックはショルダーストラップやウェストストラップ(ヒップベルト)を締めたり緩めたりすることで、身体のサイズに合うように細かく調整することができます。
荷物の詰め方によってバックパックはより快適になります。コツは荷重が均等になるようにする ことです。背負った時に快適なだけでなく、必要な時に荷物を取り出しやすいはずです。
値段と耐久性
最も高価なバックパックがあなたにとって最適だとはかぎりません。しかしバックパックの価格の多くは、使われている素材のクオリティと付属する仕組みや装備に応じて決まります。 あなたがいくら払うかは将来そのバックパックを使って何をするか、そして想定している予算によって決めるほかありません。
時々短いハイキングをする程度ならば、最上級向けのテクニカル・バックパックに多くを支払う必要はありません。一方もし経験を重ねたハイカーで、短くても数日間のハイキングを定期的に楽しんでいるのであれば、多少の投資をする価値はあるでしょう。丈夫なナイロン製のバックパックはポリエステル製に比べて高価ですが、ずっと長持ちします。背面やショルダーストラップ、ヒップベルトにメッシュ素材を用いたバックパックは通気性に優れていて快適です。
バックパックを手に入れたらこまめに汚れを拭き取るなどメンテナンス を忘れずに。メンテナンスをすることで長く使うことができます。
以上、バックパックの選び方をお話ししました。残るはバックパックのカラー選択ですが、もちろんあなたの自由です。素敵なハイキングを楽しんでください。
※イメージ画像として利用されている商品の一部は、現在取り扱いがございません。
トレイルランニングをするなら必ず持っておきたいのがバックパック、またはハイドレーションパックです。ロードでのランニングやマラソンでは使ったことがないでしょう。なぜトレイルランニングではバックパックが必要なのでしょうか?シューズ選びのアドバイスに続いて 、ランニングのためのバックパックについてお話しします。
ロードランニング
陸上競技場のトラックを走るのなら、バッグはトラックのそばに置いておけばいいですよね 。持って走る必要はありません。
街の中を短時間(1時間以内)走る場合にも、バックパックはいらないでしょう。腰につけるランニング用ベルトがあれば、長時間走る場合や暑さの中を走る場合に少量の水や補給食を持ち運べて便利です。
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慣れてくると「アーバン・トレイルランナー」として街を走ることが楽しめるようになります。2〜5リットルの容量のベスト・パックがあれば、いつでも水分を補給することができて安心です。
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トレイルランニングでは自分の安全は自分で守ろう
トレイルランニングでは、ロードランニング以上に自分の安全は自分で守る必要があります。ただ水分補給を欠かさず脱水を避けるというだけではありません。走るトレイルの状況や周囲の様子に合わせて必要なものを身につけておかなくてはなりません。一部のトレイルランニングレースでは、選手が自身の安全を守ることを目的に必携装備品のリストを設けています。
ハイドレーション用ベストパックがいいか、マルチ・アクティビティ向けバックパックがいいか
トレイルランニングではベストを着るように身につけるベストパック と、背中に背負うバックパック の二つが主に使われます。
ハイドレーション用ベストパックはランニングのために作られています 。荷物は背中の高い位置にぴったりとフィットして、走っても揺れにくくなっています。ベストパックを選ぶなら、自分の体型に完璧にフィットしたものを選びましょう。最適なサイズ を選ぶことと体型にあった形状 を選ぶことが大事です。
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誰もが慣れ親しんだ形状のバックパックは、ランニング以外のスポーツでも用いられているように様々なシーンや目的にあわせて 使うことが可能です。トレイルランニングを始めたばかりであればバックパックは便利でしょう。しかしベストパックに比べて走っている途中に背中の荷物は揺れやすいことは否めません。荷物が揺れるのが不快というだけならまだしも、ひどい場合には背中が擦れて傷になることすらあります。
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体の小さな私にとってはフィッティングが最も重要な要素。肩の部分が浮いたり、ザックの下の部分が腰骨と擦れたりしないこと。次に走りながら止まらずにいかに各ポケットにアクセスしやすいかで選択。これはレースでは大きなアドバンテージになります。
走る距離によって、どのくらいの大きさのパックを身につければよいかは変わります。そのほかにも、レースでいい成績を目指すなら装備を軽量化してパックは小さくなり、レースでエイドステーションの間隔が長ければその間の補給のためにパックを大きくします。
レースを走ることを想定するなら、パックの容量の目安は次のようになります。
1時間以内:ランニング・ベルトか2リットルのベストパック
1〜2時間:2〜5リットル
3時間以上:6〜10リットル
ウルトラトレイルや途中で補給できない環境を走る場合:12リットル
必要な時に必要なものを取り出しやすいことも大事
優れたトレイルランニング用パックは身につけたままで必要な装備を取り出すことができるようになっています。補給食、ドリンク、防水・防寒着、トレッキングポールといった装備をさっと取り出す ことで、トレイルで無駄なく効率的に行動できます。パックにはいくつものポケット が設けられています。自分が必要なものを入れておくことができて便利ですが、実際には使わないものを無駄に入れておくことがないように気を付けましょう。
水分補給
パックの体前部のストラップにあるポケットには水を入れたソフトフラスク を入れておくのがおすすめです。手軽に水分を補給することができます。最近では大半のベストパックにフラスクを入れるためのポケットが左右に一つずつ付いています。
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ハイドレーション・バッグ を使うのであれば、走っている時にバッグ自体が揺れたり中の水分がじゃぶじゃぶと揺れたりしないように、あらかじめ使い方を試しておきましょう。ベストパックにはこうした揺れを防ぐためにハイドレーション・バッグを吊り下げるフックやストラップを備えた専用のポケットが設けられています。
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ポケットを活用する
トレイルランニングでは背中に入れておく装備は整理して、必要なものはさっと取り出せるのがベストです。ジャケットやドリンク、補給食を取り出すのに立ち止まらずに済むようにしておきます。
トレッキングポールを使うなら固定できるパックを
トレッキングポール を使うのであれば、ポールを固定しておくためのストラップやコードを備えたパックと合わせて使いましょう。パックに固定できるトレッキングポール・クィーバー(収納ケース) も便利です。
トレイルランニングでは舗装されていない自然の中のトレイルを走ります。舗装されたロードでのランニングとは全く異なるといわれることがありますが、実際には共通していることがたくさんあります。走る場所は違っても、足を交互に前に進めるという動作は同じ。とはいっても、走る場所が大きく異なると走る際に心得ておくべきことも異なってきます。では、まずシューズについてみてみましょう。
トレイルランニング・シューズとロードランニング・シューズの違い
トレイルランニング・シューズとロードランニング・シューズは走る路面に対応して作りが異なります。舗装されていない不整地を走るトレイルランニングでは、トレッド (アウトソールの凹凸)や足の保護機能、サポート機能、安定性 といった要素を備えたシューズを用いることをおすすめします。
トレッド(アウトソールの凹凸)
シューズのラグ(アウトソールに設けられた突起)が高いほど、ぬかるんだ泥 の中で走る場合に十分なグリップ が効きます。低めのラグやラグが細かいパターンを持つアウトソールは、乾燥した固いトレイルならば十分なグリップが得られる一方、走る際の安定感に優れ、効率的に足の動きを前進する力に変えることができます。 実際にはほとんどのトレイルランニング・シューズは、ほぼあらゆるコンディションの路面を快適に走ることができます。しかし、ある路面のコンディションに最適化して作られたシューズは、想定されたコンディションでは優れた性能を発揮します。
足の保護機能
足をケガや不快感から守る機能を備えているのもトレイルランニング・シューズの特徴です。ソールに内蔵されたロック・プレートは岩が多いトレイルで着地する際に、足を路面の突き上げから守ります。つま先のトゥ・ガードやアッパーの素材は足を石にぶつけたり、トゲのある植物を踏む場合を想定して作られています。
自然の中のトレイルを安心して走れるように、トレイルランニング・シューズは十分な耐久性を確保しているのです。
安全に走るための足のサポート機能
トレイルランニング・シューズには足をしっかりとサポートする機能 が必要です。自然のままの場所や急な山の斜面を走る時にも、足をシューズの中でしっかりホールドします。
トレイルを走るための安定性
ソールのクッション機能 と足首などをしっかり守るサポート機能 により、トレイルランニング・シューズは走る際の安定性を高めています。このため着地で多少ミスをしても足を傷めないで安心して走ることができます。
ロードランニングでは足首の倒れこみを防ぐシューズのプロネーションサポート機能が注目されますが、トレイルランニングではさほど重要ではありません。不整地を走る場合、足は着地の際に路面にあわせて一歩ごとに角度を調整することになるからです。
何を基準にトレイルランニング・シューズを選べばよいか
走るトレイルにあわせたトレイルランニング・シューズを選べば、安心して走れるだけでなく、トレイルを走るスキルもどんどん身につけることができるでしょう。しかし、トレイルランニング・シューズには様々な種類があり、どれを選べばいいか迷ってしまうかもしれません。そんな場合には次のポイントを参考にしてみてはいかがでしょう。
どんな目的でそのシューズを使いますか?
シューズを選ぶ前に、「どんなタイプ地面のトレイルを走るのか」、「何を目的に走るのか」、「どれくらいの距離を走るのか」を考えましょう。
どんなタイプの地面を走るか
岩や石で不安定 であったり、泥でぬかるんだ ところを走るのであれば、アウトソールに高めの突起が十分な間隔で付いていているシューズを選びます。ソールのトレッドの隙間に泥が詰まって滑ることを防げます。足をサポートする機能 に優れたシューズもおすすめ。一歩一歩着地する感覚が違う岩や石の上を走る時も身体のバランスが取りやすくなるので安心して走れます。
自然のままの岩や石 が転がっている場所を走るのであれば、固めのアウトソール を備えた安定性の高いシューズが必要です。強度の高い素材をアッパーに 用いているので、足を石に引っ掛けても安心です。
さまざまなタイプ の地面を走る場合や、主にしっかりした固いトレイル を走るのであれば、軽量で多用途 に設計されたシューズで、アウトソールの突起は低め(4mm以下)かつ狭めの間隔で配置されたものがおすすめです。ほとんどの路面に対して十分なグリップがあり、身体が前進する力を無駄にしないで効率的に走れます。アウトソールが薄いシューズはシューズが軽くなるだけでなく、よりダイレクトに足裏が接地するので安定感が高まります。さらに、足の動きに従ってしなやかに曲がりやすいシ ューズであれば、ペースを上げて走る時に快適です。
雪 の上や凍てついたトレイルを走るというのであれば、アウトソールの高い突起の先端に金属の滑り止めがついているような、優れたトレッド を持ったシューズが必要になります。こうしたしっかりしたトレッドに対応する、足のサポート機能、保護機能 を持ったシューズであることも確かめましょう。足首を覆うゲイターがシューズと一体となっていたり、防水透湿性のある素材を用いていれば、寒さの中でも足を温かくドライな状態に保つことができます。
どんな目標のために走るか
–トレイルランニングを始めたばかりで走るのは月に数回程度、 という方には軽量で多用途 にデザインされたシューズがおすすめです。実際に購入する前に自分の足によくフィットして履いていて快適 であるか、よく確認しましょう。
—トレイルランニングに慣れて、 もっと自分の力を試したい というのであれば、足の保護機能 やサポート機能 に優れたシューズが必要になります。長時間、しっかりとしたトレーニング・ランをするのに最適なシューズです。
— もしかして、あなたはレースで上位をねらう アスリートですか?それならとにかく羽根のように軽いシューズを選びましょう。正確な着地動作ができるランナーのために、想定されるトレイルのコンディションに特化して作られるシューズは非常に軽量 。しかし足の故障を防ぐのに必要にして十分なクッションと快適さを備えています。
どの程度の距離を走るか
あなたが一度に走ろうと考える距離もシューズ選びの手がかりになります。走る距離が短い (概ね15km以下)なら、走った時に足にバネのような反発力を感じる軽量なシューズ がいいでしょう。中距離 (25-50km)なら、より一般的で幅広いシーン に対応するシューズが適しています。50kmを超えて、さらにはウルトラトレイル を走るのであれば足の保護機能やクッション性 の高いシューズにすればより快適に走れます。 ドロップ(前足部とかかとのソールの厚さの差)やクッション性についても、どの程度が好ましいかは想定している走行距離によって変わってきます。
実際に試して自分に合うシューズを選ぶことが大切
当然のことですが、体格によって適したシューズも違います。がっしりした体つきであれば足の保護機能やクッション性を重視してシューズを選びましょう。細身なら軽量でソールの反発力が高いシューズも選択肢となります。
シューズを選ぶとき、試しに履いて足に擦れたり当たったりしたらそんなシューズははずれだとすぐわかります。店頭で実際に試してフィット感がよくなかったのなら、もしそのシューズを買って履いたとしても足が慣れて快適になることは決してありません。サイズ も重要な要素です。足は長距離のトレイルランニングをした時と同じように、一日の終わりには少し膨らみますから、その状態で試し履きをするのがベストです。また、シューズを履いた時に足の指先とシューズのつま先の間に1cmほどの隙間 があることを確かめましょう。ぴったりすぎてこの隙間がないと、走っているうちに足にマメができたり爪が内出血で真っ黒になって痛みます。
このほか、ランナーとして経験を重ねるうちに自分のシューズ選びの基準は変わっていきます。最後に、どの色のシューズを選ぶかはもちろんあなたの自由です。
トレイルランニング・シューズを選ぶ際に必ず考慮すべきことは次の三つです。
どのようなトレイルを主に走るか(岩が多いテクニカルなトレイルか、様々なコンディションのトレイルか)
走る目的と頻度(トレーニングかレースか、時々気が向いた時だけかほぼ定期的か)
どの程度の距離を走るか(短距離か、ウルトラトレイルか)
次の要素もシューズ選びに影響します。
体格(がっしりしているか細身か)
シューズのフィット感(足を包むサポート感、快適さ、サイズなど)
これまでのランニングの経験と目標