ランニングシューズを洗うことは、単に「綺麗にする」だけではありません。衛生面や耐久性にも関わります。この記事では、いくつかの実用的なアドバイスをご紹介します。

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洗浄の準備と手順:

所要時間:10分程度

用意するもの: 水道のあるシンクや洗面台、柔らかいブラシ、必要に応じて消毒スプレーや防水スプレーなど。

  • ランニングシューズがとても汚れている場合は、屋外の水道や小川などで洗い流して、できるだけ早く泥や汚れを落としましょう。泥がまだ乾かないうちに洗い流すのが一番簡単です。また、靴のかかとを持って靴底を叩くのも効果的です。

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運動やアクティビティを終えて帰宅した後は:

  • 中敷きを外し、土や汚れを洗い流して、風通しの良いところで乾燥させる。
  • 靴ひも、もしくはクイックレースを緩める。
  • 流水でシューズを洗う。必要に応じてやわらかいブラシかスポンジを使用し、泥や汚れを取り除く。
  • Gore-Tex メンブレンを採用したシューズの場合、専用のスプレーやパッドを使用して外側の防水性を復活させることができます。いずれの場合も、どのタイミングでケアをするべきかは製品付属の指示書に従ってください。
  • シューズを洗った後は、正しい手法で乾燥させることが非常に重要です。 シューズは室温の風通しの良い部屋に置いておきます。直射日光に当てたり、暖房など熱源の近くに置いたりしないでください。劣化の原因となります。
  • お役立ち情報: 靴の中に新聞紙を入れておくと、乾きが早くなります。
  • 靴が完全に乾いていることを確認してから、中敷きを戻し、靴ひもを締め直してください。
  • シューズの臭いが気になる場合は、防臭スプレーを内側に吹き付けます。

ランニングシューズを洗うのに、洗濯機や粉末洗剤などを絶対に使用しないでください。ダメージの原因となります。

シューズは直射日光は避けて風通しの良いところで保管してください。密閉された空間で保管すると、臭いや劣化の原因となります。

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どのくらいの頻度でシューズの手入れをすればいいのでしょうか?

運動の後には、中敷きを外して、シューズは乾燥した風通しの良い場所に置いておきましょう。

トレイルランではよくあることですが、泥の中を走った後や、シューズが汚れていると感じたらなるべく早く汚れを落としましょう。

泥が乾く前に可能な限り落とします。
(上記のように)水で洗い流します。
– そして、日陰の風通しの良いところで乾燥させましょう。

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なぜシューズをきれいにする必要があるのでしょうか?

ランニングシューズ(他のスニーカーと同様)を洗浄することは、長持ちさせるための重要なケアのひとつです。例えば、乾燥した泥はシューズ外側の素材を硬くします。そのため、シワになるような場所では消耗が早くなります。また、泥は素材の繊維に浸透し、摩耗を引き起こします。

足からの発汗は、バクテリアが増殖しやすい湿気の多い環境を作り出します。その結果、悪臭が発生し、耐え難い不快な気分になったりします。しかし、ランニングの後にシューズを干すだけでも、この悪臭を最小限に抑えることができます。

Drying Shoes

ランニングシューズの保管について

シーズン終了後、または数ヶ月間使用しない場合は、シューズを洗い流して完全に乾かしてください。

シューズから中敷きを取り出し、湿気や日光を避けて、風通しの良いところで保管してください。ビニール袋や密閉された箱には入れないでください!また、風通しの悪い戸棚や引き出し、スポーツバッグなどにも入れないようにしましょう。

そして、シューズを清潔に保つための最後のアドバイスは、清潔なソックスを履くことです。また、ランニングをするときは、普段履いているスニーカーではなく、ランニング専用のシューズを履きましょう。専用のものは乾きやすく、フォームも戻りやすい特性があるので、快適に走る事が出来ます。

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登山用のレインジャケットであれ、スキーパンツであれ、GORE-TEXタイプのメンブレンを使用した防水ウェアを洗濯する際には、メンブレンを損傷しないように注意する必要があります。以下の手順に従えば、安心して洗濯することができ、同時に防水性や撥水性を回復させることができます。

GORE-TEX タイプのメンブレンを採用した衣類の洗濯

防水のジャケットやパンツを洗濯する際は、洗濯機を使用してください。:

  1. ポケットの中を空にするのをお忘れなく。
  2. 全てのジッパーを閉じ、スナップやベルクロも全て留めて、衣服が傷まないようにします。
  3. ジャケットやパンツの内側にはメンブレンが配置されています。メンブレンを保護するために、裏返さないでください。
  4. ウェアを洗濯機に入れます。他のウェアと同時に洗うこともできますが、少しスペースを空け、詰め込まないように気を付けましょう。
  5. 通常の液体洗剤(粉末洗剤は使わないようにしましょう。)、またはメンブレン専用の洗剤を使用してください。洗剤の量は通常通りで良いですが、柔軟剤は入れないでください。
  6. ドラム式の場合は「化繊」の洗濯コースを選択し、低温設定30˚C、スピンサイクルを最大600rpmに設定します。縦型の洗濯機の場合は極力弱いコースで洗濯してください。
  7. 通常のサイクルが終了したら、すすぎと脱水のサイクルを再度行い、洗剤が完全に洗い流されたことを確認します。

ダウンジャケットだけでなく、メンブレンのないスキージャケットやスキーパンツの洗濯方法については、こちらの記事をご覧ください。

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Jacket salomon goretex pertex
Pants salomon goretex pertex

乾燥について

  • 乾燥機がない場合は、ハンガーにかけたまま、直射日光の当たらない屋外か、風通しの良い室内で乾かしてください。
  • 乾燥機をお持ちの場合は、「化繊」コースでGORE-TEX製品を乾燥機に入れ、60℃以下の低温に設定してください。1回の乾燥は、40〜50分で十分です。

表地のDWR(耐久撥水)性能の回復

ウェアに防水メンブレンがあってもなくても、表地には水や雪の浸入を防ぐ撥水加工(DWRとも呼ばれる)を施しているのが一般的です。

  • ジャケットやパンツを乾燥機で乾かすと、熱で撥水性が再活性化します。
  • 一方、自然乾燥の後は、衣類外側の生地にタオルをかぶせ、熱すぎないアイロン(化学繊維設定または最大110˚C(230˚F))を数回通かけてください。タオルは熱を均等に分散させ、生地を傷めるリスクを防ぎます。こうすることで、他の製品を使用しなくても、アイロンの熱で撥水性が復活します。

また、液体洗剤やスプレーで、撥水性を復活させる製品も販売されています(Nikwax社やNST社の製品など)。これらを使用する場合は、メーカーの指示に従ってください。

GORE-TEXジャケットやパンツを洗うことは、それらを維持し、透湿性を回復し、寿命を延ばすための重要な作業です。メンブレンの経年劣化は避けられず、消耗したメンブレンの防水性を回復させることはできません。しかし、表地の耐久性のある撥水性を回復させることは非常に簡単で効果的です。やらない理由はありませんよね。

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