前回紹介した「X RAISE GORE-TEX」を更にシンプルに、そしてタウンユースでも手軽に履ける防水シューズとしておススメしたいのが「X REVEAL GORE-TEX」です。

X RAISEのアッパーサイドの補強を無くし、クイックレースを通常のシューレースに変えたことでゴツさがなくなり、よりスニーカーライクになりました。

スニーカーといっても元のベースはX RAISEと同じ、サロモンのベストセラーシューズで愛用者も多い「X ULTRA」をベースにしているので、安定性、ホールド力、快適性はもちろん、X RAISEでも説明をしたようにワイドフィットタイプなので、足入れがし易く、前足部のイヤなアタリもなく快適です。

足首周りとタンはX RAISEと同じようにクッション性が高く、履いた瞬間から快適さを実感してもらえると思います。

タンの両端がアッパーに接続され、中心からズレないようになっているガセットタンを採用。前著したように柔らかめのタンなので、甲の高い方でも痛くなるようなことはありません。

インソールはフォームが厚めでクッション性がよく、ミッドソールはトレイルランニングシューズにも使用されているハイパフォーマンスEVAフォーム“エナジーセル”による衝撃緩和により長距離でも快適に歩くことができます。

アウトソールはX ULTRAと同じ仕様で、サロモン独自ソールである“コンタグリップ”の中でも最も耐久性に優れたコンパウンドを使用し、硬くて平坦な路面、柔らかくぬかるんだトレイルにも対応するラグパターンを採用しているので、アスファルトからトレイルまで対応するオールラウンダーです。

梅雨真っ盛り、これぐらいライトな感じのゴアテックスシューズが1足あれば、普段から雨を気にすることなく手軽に履け、雨が降るか降らないか分からない旅行時や風も防いでくれるので冬場に履くのもオススメです。またこれからの夏場に向け、ゲリラ豪雨も多くなる季節。オフィスに置き靴としてあったら安心できます。アウトドアアクティビティ・旅行・そして普段使いとオールシーズン活躍してくれる1足です。ゴアテックスなしの「X REVEAL」もあります。カラー展開が異なるので、是非チェックしてみてください。

X REVEAL GORE-TEX

・価格:14,300円(税込)

・サイズ:MEN 25.0 – 28.5㎝

・重量:320g(27.0㎝)

X REVEAL GORE-TEX

・価格:14,300円(税込)

・サイズ:WOMEN 22.0 – 25.0㎝

・重量:275g(24.0㎝)

サロモンのベストセラーシューズで愛用者も多い「X ULTRA」をベースに、安定性、ホールド力、快適性はそのままに、タウンユースでも使えるようアーバンスタイルにも対応したハイパフォーマンスモデル「X RAISE GORE-TEX」が今季ラインナップに加わりました。

X ULTRAのゴツイ部分をそぎ落としたようなシャープなシルエットで、一見スニーカーライクながら保護・補強はしっかりとされ、そしてGORE-TEXが水・寒さから守ってくれます。

前著したように愛用者の多いX ULTRAの人気の秘密は、甲高幅広の方でも快適に履けるからなんです。もともとX ULTRAは全長約168kmにも及ぶトレッキングコース「ツール・ド・モンブラン」を踏破するために生またので、他のシューズに比べ前足部にゆとりを設けています。このX RAISE GORE-TEXもワイドフィットタイプなので、足入れがし易く、前足部のイヤなアタリもなく快適です。

それだと中で足が遊んでしまうと思われるかもしれませんが、そこはサロモン。サロモン独自のクイックレースにより最適な締め具合を瞬間的に行え、ヒールカップ及び踵から足の甲に向けて補強された素材が使用され、クイックレースを絞め込むと同時にこの補強素材が後足部をしっかりとホールド。サロモンらしいフィット感を味わうことができます。

このX RAISE GORE-TEXにはクイックレースの余りを収納するポケットがタンにありません。タン中央にあるラバーに通すだけでスマートに処理が可能です。

またタン裏と足首周りのカラーにはフォームが多めに入っているのでクッション性が抜群で、アキレス腱へのアタリが気になる人などにおススメです。

つま先から側面にかけてラバーで補強され、足をしっかりとガードしてくれ耐久性も高めています。アッパー部はすべて圧着によるシームレスなので、変なアタリなどなく軽量化にもなっています。

タンの両端はアッパーに接続され、中心からズレないようになっているガセットタンを採用。前著したように柔らかめのタンなので、甲の高い方でも痛くなるようなことはありません。

インソールはフォームが厚めでクッション性がよく、ミッドソールはトレイルランニングシューズにも使用されているハイパフォーマンスEVAフォーム“エナジーセル”による衝撃緩和により長距離でも快適に歩くことができます。

アウトソールはX ULTRAと同じ仕様となっているので、サロモン独自ソールである“コンタグリップ”の中でも最も優れたコンパウンドを使用し、硬くて平坦な路面、柔らかくぬかるんだトレイルにも対応するラグパターンを採用しています。

軽トレッキングやハイキングはもちろん、クイックレースで足入れし易いワイドフィットなので、キャンプにもお勧めです。また、これからの梅雨時期のタウンユースとしても最適な汎用性が高い1足です。

X RAISE GORE-TEX

・価格:16,500円(税込)

・サイズ:MEN 25.0 – 28.5㎝

・重量:335g(27.0㎝)

X RAISE GORE-TEX

・価格:16,500円(税込)

・サイズ:WOMEN 22.0 – 25.0㎝

・重量:290g(24.0㎝)

ことトレイルランニングにおいてはハイドレーションより普及している感のあるソフトフラスク。サロモンの定番でもあるこのソフトフラスクは容量もちろん、多様な形状などがラインナップされています。今年キャップサイズがリニューアルされ、大径・小径キャップ共に少し小さくなり更に使い易くなっています。今回紹介するのはこのラインナップの中で、「待ってました!」というアイテム「SOFT FLASK XA FILTER」が登場しました。簡単にいうとソフトフラスクに浄水器が装着されたモデルです。

採用されている中空糸膜は0.03ミクロンという超微細なフィルターで、大腸菌などのバクテリア、クリプトスポリジウムやエキノコックスといった原虫を99.99%除去してくれるので、沢の水や湧き水を安心して飲むことができます。フィルターはFDA(米国食品医薬品局)認証を受けているので、安全性はお墨付きです。

アウトドアを楽しむ方なら一度は聞いたことがあるエキノコックス。“北海道の沢の水は飲むな”と言われるぐらい有名な寄生虫で、イヌ科の動物、特に野ネズミを食するキツネが媒介することが多いので、北海道が大半ではありますが、昨今、本州でも確認されてきています。エキノコックスに感染してもすぐに症状が表れるわけでなく、数年から数十年と潜伏期間が非常長く、自覚症状も出にくい為、重篤化してしまうケースが多く非常に怖い寄生虫です。山に入り沢水や湧水を手ですくって「美味しい!」というのも分かりますが、出来るだけ止めておいた方が無難。エキノコックスだけでなく、大腸菌などにも注意が必要で各自治体でも煮沸を進めています。その煮沸が面倒だから麓から夕食で使うであろう水1~2Lを背負っていく。水1Lは1kgです。山の装備でいうと単体では一番重いものになります。この1・2kgが無くなれば・・・軽快そのもの。動き易く、スピーディーに、そしてバランスを崩すようなことも減りますし、何より疲労度が違います。このSOFT FLASK XA FILTERがあれば、あとは空のソフトフラスクやプラティパスなどの大型ソフトボトルを持っていけば、山行途中やテン場に着いてから沢や湧水からSOFT FLASK XA FILTERを介して、ろ過した水を入れてあげれば水の確保完了です。

ペットボトルは便利ではありますが、飲み進めれば中の水が暴れ、飲み終えてもサイズは変わりません(潰せば別ですが)。何より行く果ては昨今問題視されているマイクロプラスチックにもなります。ソフトフラスクなら水分消費にあわせて容量が圧縮でき、フラスク内の水が暴れることもありません。

フィルターの外装部はサロモンのラボでデザインされ、フラスクで最適な水量が出るように設計されています。

指掛けのリングが付いているので沢などから水を楽に補給することができ、大きな開口部は氷を入れることもできます。

そしてSOFT FLASK XA FILTERはアウトドアだけではなく、近年増えている自然災害など有事の際にも役立ちます。化学薬品などが溶け込んでいる下流域の水は飲むことはできませんが、お風呂に貯めた水や雨水はろ過し飲むことができます。

流量は1L/分、フィルター寿命は1,500Lです。目詰まりをするので、1、2回使ったらフラスクや容器などに水を入れ、キャップ上部を持ってフィルター部を濯ぐことで洗浄できます。汚れ等が気になった場合は漂白剤で消毒も可能です。洗浄しても水の出が悪くなったら寿命が近づいているので別売の「XA FILTER CAP 42」に交換しましょう。また同キャップは、42を使用した他のモデルにも装着するこができます。

安心安全で、災害時にも役立ち、そして環境にも優しいSOFT FLASK XA FILTERで、軽やかに山旅を楽しみましょう!

SOFT FLASK XA FILTER 490ML / 16OZ

・価格:6,930円

・容量:0.5L

・重量:52g

2017年に登場し、そのシャープなシルエットに詰め込まれた機能性と機動力の高さから人気モデルとなった「OUTpath GORE-TEX」。この「OUTpath GORE-TEX」が更なる進化を遂げ、今期NEWモデルとして登場した「OUT GORE-TEX / PRO」を紹介します。

まずは誰もが目を引く近未来的なアッパー。これは最新素材“Matryx®”という素材で、大雑把に言うと織物。従来のシューズは足のホールド・フィット感、補強や保護といった役割を発揮させるために様々なパーツから作り上げられていましたが、このMatryx®は編む素材や編み方を変えることで適材適所にその機能を盛り込むことができるのです。下の写真をご覧頂くと、つま先・前足部・中央部・後足部・ヒール部と5つに分かれているのがわかるかと思います。適度なストレッチが欲しいところ、耐久性が欲しいところ、そしてサロモンシューズのフィット感の要である“センシフィット”も、この一枚の生地の中に施されています。ニット素材なので通気性は抜群、また縫製や圧着の必要性がなく、生地が重なり合うこともないので、軽量にというのも特徴。まさに現代の最新技術が作った新素材です。レザー素材の60倍の引き裂き強度があると言われています。

屋内では少し派手に感じますが、屋外だと少し青み掛かりくすむのでビカビカに目立つことはありません。

前モデルのOUTpath GORE-TEXと比べてみました。

前モデルではセンシフィットがテキスタイルの圧着により施されていますが「OUT GORE-TEX / PRO」は織りの中で施されているので見ることはできません。

実はインソールも一新しています。サロモン独自インソール“OrthoLite”の最新版で成型モデルとなりました。前モデルでは中央から後ろに掛けて密度の高いウレタンを使用していたので、どうしても熱が籠り易かったのですが、それが解消され、またクッション性もアップしています。裏側には歩行能力があがるようセレーションが入っています。

足首周りは前モデルよりクッション性を高めているので、ある程度シューレースを絞め込んだ状態でも足捌きや動きを妨げるようなことがありません。

大きなアップデートとしてはXA PRO 3D V8 GORE-TEXでも採用されている一体化されたアッパー。タンのガセットが無くなり、違和感を感じやすかったアタリがなくなり、ストレッチメッシュでカバーすることで足の動きを妨げず、砂や小石が入り込むのも防いでくれます。

一方、ボトムユニットは前モデルと一緒でアウトソールのラグパターンに至るまで変更はありません。

今回はPROモデル、サロモンにおけるPROモデルは素材等が他と一線を画すので、それだけ前モデルから完成度の高いボトムユニットを採用していたということでもあります。ミッドソール中央には芯棒が入っています。いわゆる“シャンク”ですが、登山ブーツに入っているプレート型のシャンクとは違い、マルチパーパスシューズとしてのシャンク、つまり全方向に対してフレキシブルで歩行の妨げにならず、マウンテンバイクのペダリングを楽にし、岩場など凹凸による突き上げの抑制というのがOUT GORE-TEX / PROのシャンクです。

アウトソールはあらゆる路面でグリップ能力が高いContagrip MAを採用し、ラグパターンも登り、下りはもちろん、あらゆる方向に対して安定性を発揮します。

スペックを比較すると10gの軽量化、60%耐摩耗性の向上、そしてフィット及びフレックス性も向上しています。

以前紹介したXA PRO 3D V8 GORE-TEXもマルチパーパスシューズとして紹介しましたが、ランがメインになるようなシチュエーションが多いならXA PRO 3D V8 GORE-TEX、山遊び全般色々なアクティビティをマルチに楽しみたいならこのOUT GORE-TEX / PROをお勧めします。名前の通り、OUT(外)に行く際の頼もしい相棒になってくれるはずです。

OUT GORE-TEX / PRO

・価格:19,800円(税込)

・サイズ:MEN 25.0 – 28.5㎝

・重量:325g(27.0㎝)

OUT GORE-TEX / PRO

・価格:19,800円(税込)

・サイズ:WOMEN 22.0 – 25.0㎝

・重量:310g(24.0㎝)

“ファストパッキング”“スピードハイク”といった軽量登山にクローズアップされがちな昨今。もちろんサロモンの真骨頂というべきカテゴリーで、このカテゴリーに最適なローカットシューズはもちろん、バックパックは先日も紹介させて頂きましたが、“山を楽しむすべての人に”をモットーとするサロモンにはちゃんとトレッキングブーツも揃っています。

今回はその中でも日本の山での汎用性が非常に高い1足「QUEST PRIM GORE-TEX」を紹介したいと思います。

同モデルは上位モデルである「QUEST 4D 3 GORE-TEX」の汎用性を高めたミッドカットモデルで、アッパーはスエードレザーとテキスタイルのハイブリッドにすることで軽量化しつつ、耐久性にも優れています。よく岩に当ててしまう箇所はしっかりとスエードを使用さており、外側側面に保護パネル、トゥキャップも備わっているので安心して履き続けることができます。

またミットカット、ハイカットによくある踝や背面のアタリに関しても、ほどよくフィットしてくれ、足だし、足捌きともに良好です。

アッパーで特記しておきたいのが“レースロック”です。通常上下のアイレットは同じものを使うものが多いのですが、サロモンのブーツは下部のアイレットにはロック機能を付けています。これによりレースのズレ、そしてよくあるレースのヌケが無くなるので、締め直しのストレスから解放されます。

ミッドソールには、トレランシューズにも使用されている“エナジーセル”をベースに、サロモン独自開発の立体成型軽量シャーシ“アドバンスドシャーシ”を搭載、どんな地形でも安定性とプロテクション性を発揮してくれます。

アウトソールは、サロモン独自開発ソール“コンタグリップ”の中でも耐久性に最も優れたコンパウンドを使用しつつも、硬く平坦な路面から柔らかくてぬかるんだトレイルまで対応するラグパターンとなっています。

ハイブリッドアッパーによる軽量、通気性、保護力、そしてバランスの取れたボトムユニットにより、地形を選ばず長時間安心して歩行し続けられる1足に仕上がっています。登山口までのアプローチからバリエーションの多いシングルトラック、岩稜帯まで、まさに日本の山にオススメなブーツです。

QUEST PRIM GORE-TEX

・価格:24,200円(税込み)

・サイズ:25 – 28㎝

・重量:570g(サイズ:27㎝)

・カラー:全2色

QUEST PRIM GORE-TEX

・価格:24,200円(税込み)

・サイズ:22 – 25㎝

・重量:490g(サイズ:24㎝)

・カラー:全1色

サロモンの代名詞ともいうべき定番シューズ「XA PRO 3D 」が更なる進化。2002年の発売から18年、8世代目となる「XA PRO 3D V8」となりました。

初代発売当時、アウトドア業界ではアドベンチャーレースが盛んに行われ、サロモンもヨーロッパを中心に「サロモン クロスアドベンチャー」を開催。トレイルランニング、MTB、崖での懸垂下降、時にはホースライディングなど様々なアウトドアアクティビティに対応するマルチパーパスなシューズが求められ、そして開発され誕生したのがクロスアドベンチャーを意味する「XA」の名を冠した「XA PROシリーズ」です。

今回アップデートされた点はアッパー部の柔軟性と軽量化。時代と共に素材も進化し、薄いながらも耐久性の高い素材、そして圧着技術の向上により、縫い目を極限まで減らし軽く、しなやかなアッパーに仕上げ、シャーシの後足部を大きく肉抜きすることで前モデルより20gの軽量化、持っただけでも分かるレベルで軽量化されています。

左が「XA PRO 3D V8 GORE-TEX」、右は前モデル。前作ではセンシフィットのマテリアルをステッチしていたが、「XA PRO 3D V8 GORE-TEX」では、前足部の一部分だけステッチを入れているが以外は圧着となっている。

大きなアップデートとして昨年のGORE-TEXモデルから採用されているアッパーの一体化。従来のGORE-TEXモデルはタンとアッパーにガセットを設けしましたが、このガセットを無くています。またストレッチ性のあるメッシュでカバーをしているので、脚の動きを妨げることなくストレスフリー!

アウトソールは前モデル同様、サロモンの代名詞「Contagrip®」の中でも特にグリップ力が高い「Premium Wet Traction」コンパウンドを使ったContagrip® MAを採用することで濡れた岩稜帯でも安定したグリップ力を発揮してくれます。

XA PRO 3D V8 GORE-TEX」はミッドソールからアウトソールにかけて4つのパーツに分けられています。前足部に向けて二又に分かれたシャーシは歩行し易さと横方向のねじれ抑制を両立したデザインで、後足部は肉抜きしつつも剛性を高めたTPUを採用し、更にその内部に衝撃を抑えるEVAフォームを入れています。

アウトソールは外側と内側のコンパウンドを変えることで高いグリップ力と歩きやすさを両立しています。

アッパーにはサロモン独自の「クイックレースシステム」と「センシフィット」を採用。まるで両手で足を包み込むようにパネルを配置し、それぞれの先端部にレースループを配置することで瞬時にベストフィットを得ることができます。

「XA PROシリーズ」には、水辺のセクションが多いルートなどで水がシューズ内に入ってしまった時に抜けの良いノンゴアタイプの「XA PRO 3D V8」、そしてX ULTRAに採用され、XA PROでの採用が望まれていたWIDEモデル「XA PRO 3D V8 GORE-TEX WIDE」(BIG SIZE展開有り)が今年からついにライナップ!

発売から18年、素材や技術の進化、そして弛まぬ向上心でアップデートが繰り返され完成した「XA PRO 3D V8 GORE-TEX」。まさに究極のマルチパーパスシューズと呼ぶにふさわしい仕上がりです。是非お試しください。

XA PRO 3D V8 GORE-TEX

・価格:18,700円(税込)

・サイズ:MEN 25.0 – 28.5㎝

・重量:370g(27.0㎝)

XA PRO 3D V8 GORE-TEX

・価格:18,700円(税込)

・サイズ:WOMEN 22.0 – 25.0㎝

・重量:315g(24.0㎝)

XA PRO 3D V8

・価格:16、500円(税込)

・サイズ:MEN 25.0 – 28.5㎝

・重量:340g(27.0㎝)

XA PRO 3D V8

・価格:16,500円(税込)

・サイズ:WOMEN 22.0 – 25.0㎝

・重量:300g(24.0㎝)

XA PRO 3D V8 GORE-TEX WIDE

・価格:18,700円(税込)

・サイズ:MEN 25.0 – 29.0、30.0、31.0㎝

・重量:375g(27.0㎝)

2020年に春夏にまた革新的なバックパックが発売されました。

昨年発売となり軽量ながらそのフィット感と優れた加重分散技術で話題となったバックパック「OUTシリーズ」とトレイルランニングでは絶対的な支持を得ているサロモンのベスト型パック「ADVANCED SKIN」のいいとこ取りをしたバックパック「XAシリーズ」の登場です。

今回はシリーズの中から25Lモデル「XA 25 SET」を紹介します。

フロント面だけ見てしまうとトレランパック?となりますが、しっかり25Lが入るバックパックとなっています。

パック本体は耐久性と耐候性に優れた素材で、ロールトップ式を採用、内部のシームもしっかりとしているので通常の雨であれば気にせず活動できます。ボトムがシェイプされたデザインは荷重が上にくるので実際に入っている重量より軽く感じることができ、また活動時においても体が安定します。

フロントポケットには、OUTシリーズでも使用されていたストレッチ素材を使っているので見た目はピタッとしていますが、伸びつつ、コンプレッションを掛けられるという優れもの、雨具などを簡易的に入れて置くのに重宝します。

またロールトップが特徴的で通常ロールダウンして左右をバックルで留めるか、両端を左右のストラップで留めるかの仕様が大半ですが、このXAシリーズは両端にコードがついており、このコードがパック上部のコンプレッションを兼ねており、ロールダウン後にセンターにある赤いループを引き上げるだけで完了するという、従来のロールトップ式の煩わしいデメリットを克服したアイデアが使われています。サイドコンプレッションもユニークで、下2/3は1本のコードで繋がっており、左右の丁度脇下あたりにある支点のコードを引くだけで全体的にコンプレッションを掛けることができ、またハイドレーションの水が減ることで甘くなったコンプレッションをパックを下ろすことなく締めることが可能です。

背面はハニカム状のメッシュ“3Dエアメッシュ”で高い通気性と程よいクッション性で不快感がありません。

フロントハーネスは背面から流線的に出てきており、ベスト型パックそのもの。肩のラインに綺麗に沿いフィット感を高めています。ハーネスエンドはOUTシリーズにも使われていたサスペンション機能が搭載されているので、荷重によるパックの揺れを抑制し、左右に振れることなく安定します。またV字型にしパック本体の外側にエンドを持ってきているのでハーネスを引き上げるだけで下部のコンプレッションを掛けることができます。

またフロントハーネスはADVANCED SKIN同様、ソフトフラスクポケット、グローブや補給食を入れておけるポケット、そして最前面にはスマホなど落としたくないものをいれておけるジッパー付きのポケットがあり、パックを下ろすことなく行動しながら補給等ができます。

肩にも小さなポケットがあり、バーやアメなどの袋ごみを入れておくこともできます。内部にはバンジーコードが収納されており、ハーネス下部のバンジーコードを一緒に使うことでトレッキングポールを一時的に装着することができます。岩稜帯に入りパックを下ろしたくない時などに最適です。左肩のみですが、エマージェンシーホイッスルが付いています。

トレッキングポールの出番が少ないときは本体に装着も可能です。

XA 25 SETには500mlのソフトフラスクが2本付属していますが、ハイドレーションももちろん入ります。パック本体と背面の間にポケットがあり、わざわざ本体を開かずとも容易に吸水ができます。雨が入ってしまうのでもちろん下部にドレインホールが空いています。

ベスト型パックのフィット感と活動性、OUTシリーズで培われたサスペンション機能が高次元で融合した革新的バックパックです。このXA 25 SETはデイハイクから中低山の山小屋泊まで対応してくれます。他、デイハイクや通勤ランに最適なXA 15 SET、ツェルトや超軽量テントなどを使用したテント泊山行にも対応するXA 35 SETの2サイズがラインナップ。ファストパッキングやスピードハイク主体、もしくは興味ある方、そしてハセツネなどのトレランレース、OMMなどの装備の多いレースにも最適なバックパックです。

XA 25 SET

・価格:¥20,900(税込)

・容量:25L

・パックサイズ展開:S / M、M / L

・サイズ:50×34×25cm

・重量:443g(M / Lサイズ)

・カラー:全2色

ウィンターシーズン真っ只中!今回はこのシーズンに最適なダウンジャケットの紹介です。

パッと見は至って普通のインナーダウンですが、そこはウィンタースポーツを熟知したサロモンの新アイテム。見えない部分にその機能が隠されています。

雨の当たるフード、雨はもちろん、ザックを背負うことでロフトが潰れ湿気を帯びる肩回りや、脇下部分には化繊を使用しています。これにより湿気を帯びることによる保温性低下や摩耗リスクなど、ダウンのデメリット部分を解消しています。化繊はダウンに比べ重く嵩張るので必要最低限の部位に使用することにより、メンズのMサイズで295gという軽量さ、そして収納時のコンパクト性に寄与しています。

手のひら側の袖口、着裾はストレッチ素材を使用し、冷気の侵入を防ぎ保温性を損なうことがありません。

断熱保温性能は700フィルパワーで、厳冬のハードアクティビティでもミッドとして着たまま活動するのにも程よいフィルパワーです。

右胸の内ポケットは低温に弱いスマホを入れて置くのに最適で、このポケットがパッカブル時の収納となります。700フィルのフード付きダウンジャケットを、このサイズと重量で持ち運べるのは嬉しい限りではないでしょうか。他のシーズンでもお守り的にザックに入れておくのもオススメです。

アクティブフィットを採用しているので多少タイトではありますが、ベースレイヤーの上に程よくフィットするので厳冬ではミッド、街中ではアウターとしても十分着用していただけます。

今シーズンはこのOUTSPEED DOWN JKTでアクティブに思いっきり楽しみましょう。

OUTSPEED DOWN JKT

・価格:25,000円+税

・サイズ:S、M、L

・重量:295g(Mサイズ)

・カラー:全3色

OUTSPEED DOWN JKT

・価格:25,000円+税

・サイズ:XS、S、M

・重量:290g(Mサイズ)

・カラー:全3色

登山道や海岸沿いの遊歩道など、ハイキングに適したコースは身近に見つけることができます。まだ行ったことのない場所に挑戦したり、よく行く場所の周りを探検してみたり、忙しい日常の中でちょっと息抜きのために出かけたり。いつものコースをもう少し先まで進んでみたら、思いがけない景色に出会うかもしれません。

いずれにしても、目的や状況に適した用具を使うことでハイキングは快適になります。目的のフィールドや季節、天候に適したハイキングのための用具選びについて考えてみましょう。必要な用具を見極めて、身軽に自然を楽しみましょう。

ハイキングにはいくつかの種類がある

一言でハイキングといっても、実際にどんな活動をするかによって必要な用具は異なります。用具をそろえる前に具体的にどんなハイキングをしてみたいか(所要時間、距離、登りの長さ、歩きやすいコースかどうかなど)、どんな状況でハイキングをするか(季節、天候など)を考えてみましょう。

ハイキングのフィールドや予想される気象の状況を知ることから、ウェアやシューズをはじめとする用具選びは始まります。

どのくらいの長さのハイキングに出かけるか

半日または日帰りのハイキングについては補給食や携行する水の量が変わる程度で、基本的な用具に違いはありません。一泊以上のハイキングの場合は場合に応じた用具選びが必要になります。

テントや寝袋(シュラフ)、ガスコンロを持って行くか。フリーズドライの食料品が必要か。予備の防寒着も用意するか。いろんなハイキング用具がありますが、背中のバックパックのスペースは限られています。

コースの距離と登りの長さ

計画しているハイキングの難易度を知るためには、コースの所要時間だけでなく、歩くことになる距離と登ることになる標高差が重要です。距離が長くなるほど、または標高差が大きいほど、背中の荷物はできるだけ軽くする必要があります。荷物が軽くなればなるほど、到達点までの脚への負担も軽くなり、よりエネルギッシュに行動することができます。

どんな状況のコースを進むことになるか

ハイキング」と「登山」の違いは、そのコースを進む難易度の差にあります。ここではもっぱらハイキングに出かける場合について考えることにします。基本的にクライミング・ロープは使いません(とはいえ、一部の場所で安全を確保するために短いハイキング用のロープを使うことはあります)。アイゼン(クランポン)、ピッケル(アイスアックス)、スクリューやスキーといった登山用具を使う場面も想定しません。

ちなみに、バックカントリースキーや雪渓歩きは冬山の専門的な知識や装備を必要とするアクティビティです。

ハイキングに出かける前にコースを決めて行動予定表を作ります。その場の思いつきで難度の高い登山道に踏み込むことはやめましょう。国立公園のようにハイキングで利用が想定されているエリアであれば地形図を入手することができます。もちろんオンラインで探してもかまいません。

ハイキングのために揃えたい用具 2
ハイキングのために揃えたい用具 3

季節や天候

ハイキングのためのウェア選びは予想される気象条件に応じて異なります。

  • 天候:同じエリアでも山間部と海岸では天候は大きく異なります。寒さや暑さ、雨や日射しから身を守る必要があります。
  • 季節:ハイキングに適した天候に恵まれる季節は自ずと限られるものです。同じコースであっても季節によって猛暑となったり酷寒となったり、積雪があったりします。
  • 天気:ハイキングを予定する当日や前後の天気予報を確認しましょう。少しでも天気が崩れる可能性があれば、予備のウェアを持っていきます(例えば防水のレインジャケット、ウィンドブレーカー、レインパンツ、着替えなど)。

どんなハイキングでも必要となる基本的な用具

下に挙げる用具についてはどんなハイキングでも必要です。コースの難易度や気象条件に応じて調整します。

  • クオリティの高いハイキングシューズ (アドバイスはこちら)
  • ハイキング用のバックパック (「ハイキングのためのバックパック選び」はこちら)
  • 天気に応じたウェア (「レイヤリングの原則」についてはこちら)
  • 日焼けから身を守るアイテム。サングラス (※国内未展開)、キャップ (ウィメンズ | メンズ)、日焼け止めクリームなど。
  • 行動中の給水(ハイドレーション)と補給食
  • 使い慣れたナビゲーションシステム。例えば紙の地図、コンパス、高度計、スマートフォンの地図アプリ、GPSウォッチ、ハイキング用GPS端末など。
  • 緊急時のための備え。ファーストエイドキットのほか、エマージェンシー・ブランケット、ナイフ付きマルチツール、ヘッドランプ、携帯電話など。
ハイキングバックパックエッセンシャル

ハイキングの状況に応じた用具を選ぶ

どこでいつハイキングをするかを決めたら、次は想定される天気やコンディションに応じて用具を選びます。

装備品

ハイキングに必要な基本的な装備には次のものがあります。

  • 高品質なシューズ。コースのコンディションや体力に応じて選びます。
    — おすすめはこちら: ウィメンズ | メンズ
  • バックパック。数時間のハイキングであれば10リットルほどですが、テント泊で数日間のトレッキングをするなら70リットルは必要です。
    — おすすめはこちら: ウィメンズ | メンズ
  • ハイドレーション。袋状のハイドレーション・バッグやウォーターボトル。ソフトフラスクは常に手の届くところに入れておけます。
    — おすすめはこちら: ウィメンズ | メンズ

必要に応じて次の装備も用意します。

  • ストック(トレッキングポール)。使い慣れていれば急な登りで役に立ちます。(※国内展開なし)
  • レインカバー。雨の時にバックパックにかぶせます。
  • テントや寝袋(シュラフ)、スリーピングマット。数日にわたるハイキングで山小屋を利用しない場合は必要です。
  • 寝袋用のライナー・シーツ。山小屋で宿泊する場合に使います。
  • マイクロファイバー製の旅行用タオル。
  • キャンプ用のガスコンロ、やかんやフライパン、食器セット。これも山小屋を使わず数日間のハイキングをするなら必要です。
  • 登山用のハーネス、ロープ、カラビナ。切り立った斜面や岩場に行く予定があるなら必要です。

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ウェア

ハイキングでは最初から身につけるウェア選びはもちろん、バックパックに入れていくウェアの準備も重要です。

  • ソックス。快適に歩くことができ、靴ずれになりにくいクオリティの高いハイキング用ソックスを選びます。
    — おすすめはこちら: ウィメンズ | メンズ
  • ショーツかロングパンツ。どちらにするかは天気に応じて決めるとよいでしょう。すそを取り外すとショーツになるタイプのロングパンツもあります。
    — おすすめはこちら: ウィメンズ | メンズ
  • 通気性の高い下着。化学繊維またはメリノウールを素材に用いたものがおすすめです。女性は動きやすいスポーツブラも用意します。
  • フリースのミッドレイヤー、または薄手のダウンジャケット。早朝や山頂近くは冷え込みます。
    — おすすめはこちら: ウィメンズ | メンズ

必要に応じて次のアイテムも追加します。

  • 着替えのTシャツ。山頂に着いた後や山から降りてきた後は、汗で濡れて身体が冷えます。
    — おすすめはこちら: ウィメンズ | メンズ
  • 着替えの下着。数日にわたってハイキングをする場合に。
  • ウィンドブレーカー、またはレインジャケット。雨が予想される場合に備えて。
  • 防水パンツ。これも雨に備えて。
  • ダウンジャケット。気温の低い場面があるなら必須アイテムとなるので、バックパックの底に押し込んでおきます。保温性が高く、小さく圧縮できてかさばらない点が優れています。
    — おすすめはこちら: ウィメンズ | メンズ
  • キャップ、日避けの付いたハット、バンダナ、ビーニー・キャップ。天候に応じて、使い慣れたものを用意します。
    — おすすめはこちら: ウィメンズ | メンズ
  • 手袋(グローブ)。これも気温の低い場合に備えて。
    — おすすめはこちら: ウィメンズ | メンズ
  • ゲイター。雪の中を歩く場合や、ローカットのシューズを履く場合に。
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ハイキングのために揃えたい用具 6
ハイキングのために揃えたい用具 7

ハイドレーションと補給食

行動中に水分を取るためのハイドレーション・システムは、1リットル以上の容量を持つものを用意しましょう。 多くのバックパックには、背中にハイドレーション・バッグを入れるための専用のスペースがあったり、ストラップなどにチューブを通したり留めたりすることができます。気温が高い場合やコースの途中に長時間水場がない区間がある場合には、多めに水を持つ必要があります。

寒い場合の休憩時間のために、断熱材を使ったドリンクボトルや魔法瓶に温かい飲み物を入れておくこともお勧めです。

給水施設のない深い山岳地帯で行動する時は、浄水タブレットか浄水フィルターを持っていきます。

ハイキング中は最初から最後まで、十分な量の食べ物、エナジーバーやドライフルーツを切らさないようにします。それを行動中にこまめに食べることで低血糖症を防ぎます。低血糖症になると行動スピードが落ちてしまうので危険です。フリーズドライの食品はテント泊の食事の楽しみに取っておくか、時間をかけない朝食にするのがおすすめ。そして、予備のエナジージェル、またはエナジーバーをバックパックのどこかに入れておきましょう(ファーストエイドキットの中に入れておくのもいいでしょう)。

ナビゲーション

ハイキングに出かけるときは、必ず事前にコースを決めておくようにしましょう。そしてインターネット検索やガイドブックを使って、可能な限りリサーチをしてから出発します。道案内には使い慣れたものを選びましょう。

  • スマートフォンとGPSトラッキング機能を持つアプリ。事前に地図データをダウンロードしておけば、電波の入らない場所でも地図を利用できます。
  • GPSウォッチ。高度計・気圧計付き腕時計の代わりになります。
  • 等高線の入った地形図
  • コンパスと高度計。最近はスマートフォンやGPSウォッチが普及したため、使われる機会が減っています。
ハイキングのために揃えたい用具 8
ハイキングのために揃えたい用具 9

安全確保と緊急時のための装備

ハイキングの途中で起こる可能性のあるトラブルや事故に備えましょう。次のアイテムはかさばらず軽量なうえ、いざというとき役立ちます。

まず、以下のアイテムを基本装備としてそろえましょう。

  • サングラス、または日焼け止めクリーム(雨の日は除く)。※国内未展開
  • ファーストエイドキット
  • エマージェンシー・ブランケット
  • ナイフ、またはナイフ付きマルチツール
  • ヘッドランプ(必要ないと思われる場合であっても、軽量な非常用ヘッドランプを携行しましょう)
  • 充電済みのスマートフォン(緊急連絡先をその中にメモしておく)
  • 身分証明書、およびハイキングに同行しているメンバーの数と自分自身の既往症や受けている治療についての情報。これらは万が一事故に遭った場合に非常に有益な情報です。

場合によっては次のアイテムも装備に加えます。

  • 暖を取るためのマッチ、ライター、ろうそく。乾燥地でのハイキングの場合は山火事の原因とならないように細心の注意をしましょう。これらの所持や使用が禁止されていることもあります。
  • スマートフォンやGPS機器の電池切れが予想される場合は、充電用または交換用のバッテリー。
  • 携帯電話の電波が届かないエリアで長時間行動する場合には、衛星通信など双方向通信が可能な携帯電話機またはGPS端末機器。

ハイキング中に衛生面で気をつけること

ポケットティッシュは軽量でかさばらず、緊急時に様々な形で利用できます。

蚊を避けるための虫除け剤を持っておくと、いざというときとても役立ちます。最近ではダニ除けスプレーも使う人が増えています。

最後に

写真撮影や植物・動物の観察、パラグライダーといった趣味の一部としてハイキングをする人もいます。その場合は趣味の道具をできるだけ軽くしましょう(カメラとレンズ、双眼鏡、ノートや絵を描くための道具など)。背中の荷物が重いと歩くのが辛くなってしまいます。加えてハイキング中の動作を妨げることになれば危険です。

崖のそばや岩場などの難所を通る場合、それに短いハイキングに出かける場合にも、独りで行くのはなるべく避けましょう。やむを得ず独りの場合は行き先と行動予定を必ず誰かに伝えておくようにしましょう。ちょっとした心がけが、想定外の出来事が起こったときに命を守ることにつながります。

自然環境を汚さないように配慮しましょう。ハイキングには小さなゴミ袋を用意しておき、自分のゴミはもちろん見つけたゴミも拾って持ち帰りましょう。

ちょっとした気配りをすることで、ハイキングはずっと楽しくなるでしょう。

※イメージ画像に使用されている商品の一部は、現在取り扱いがございません。

いつだって冒険のお供に必要なのはバックパック。週末の家族とのお出かけにも、長年夢見ていたトレッキングにもバックパックを使いますが、場面に応じたものを選ぶ必要があります。ここではバックパックを選ぶポイントについて説明します。

どのくらいの長さのハイキングに出かけますか?

ほんの数時間、それとも日帰り、週末の数日、あるいは一週間。バックパック選びで最初に考えるポイントはハイキングの長さです。日帰りのハイキングなら10〜25リットルのバックパックで十分です。水の入ったボトルやピクニックに必要なものに加えて、天気が変わるのに備えてジャケットや日焼け止めクリームも入れましょう。
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日帰りよりも長いハイキングには、バックパックももっと大きいものを用意しましょう。20−35リットルのバックパックが必要です。数日間のハイキングをするなら必要な用具も増えます。特に山小屋などの施設に泊まるのでなければ、キャンプ道具や調理道具も自分で持っていくことになります。
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3日以上の長いハイキングには、山小屋などの宿泊施設を利用する場合でも35リットル以上のバックパックにすることを強くおすすめします。ハイキングは長くなるほど予想しなかった天候にさらされる可能性が高くなります。天候以外にも思いがけず疲労が重なったり、着替えが必要になったりするものです。必要な装備を全部入れておけるほどの余裕のあるバックパックがあれば、長いハイキングも安心です。
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ハイキングのためのバックパックの選び方 3

どこへ、どの季節に出かけますか?

行き先が山でも砂漠でも海沿いでも、目的地と季節はバックパック選びの大事なポイントです。砂漠や海沿いに行くのと比べれば、山で一週間ハイキングするのに同じ量の荷物は必要ないでしょう。出発前に目的地の気候について調べるほか、出発前に天気予報を確認します。その結果に応じてバックパックのサイズや種類を決めます。

山をハイキングする場合にはその標高にかかわらず、天気が変わりやすいことに注意が必要です。気温はわずか数時間の間に一気に下がり、風は強風へと変わり、晴れていても急に雨が降り出します。着替えの他、ウィンドブレーカー、ジャケットなどの防水素材のウェアの用意が不可欠です。
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海沿いのエリアや島も天気が変わりやすいことが知られています。一日の間に目まぐるしく天気が変わることがあります。ハイキングをしている間に晴れて蒸し暑かったのが一転、雨が降って濃い霧に包まれるといった具合です。

乾燥地帯はだいたい晴れていますが、日中と夜間の気温差が非常に大きくなります。日中に身につける軽装と日の入り後に身につける防寒着の両方を用意しておく必要があります。

ハイキングの目的地の気候によって携行する装備が決まり、バックパックに必要な容量も決まるわけです。このほか、望ましいバックパックの素材や機能についても目的地の気候が影響します。快適さを損なうことなく、ハイキングを最大限楽しむことを目標にしましょう。

ハイキングのためのバックパックの選び方 4
ハイキングのためのバックパックの選び方 5

テクニカル・バックパック

ハイキングのためのバックパックを選ぶ上では、長さ、目的地、そして天気について最初に考えます。その上で、それぞれのバックパックがどんなスポーツを用途としているか、も考慮に入れましょう。自分の用途に適したバックパックがある一方で、そうでないものもあります。自分が必要としている仕組みや特徴を備えてるものを選びましょう。例えば、伸縮素材でできたサイドポケット、サングラスをしまうポケット、防水された小物収納スペース、トップローディングの荷室、ジッパーで開くことができるパネルアクセス、荷室のコンプレッション・ストラップ、クライミング・ロープやヘルメット、寝袋(シュラフ)を固定できるアタッチメントといった仕組みがあります。バックパックには用途に応じてそれぞれ異なる組み合わせの仕組みが用意されているのです。

10−25リットル・数時間または日帰りのハイキング向け(重さ300g−600g)

外装部

  • ハイキング用ポールを取り付けるループ
  • 出し入れしやすい給水・補給食のポケット
  • レインカバー

内装部

  • ハイドレーションバッグを入れるポケット
  • 貴重品用ポケット、またはキークリップ
  • 小物収納のための仕切り

快適さを高める仕組み

  • 透湿性のあるショルダーストラップ
  • ユニセックスのデザインとフィット
  • 荷重を安定させるためのウェストストラップ(ヒップベルト)
  • 調整可能なチェストストラップ
  • 快適性と耐久性を兼ね備え、強化された背中の基板

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ハイキングのためのバックパックの選び方
ハイキングのためのバックパックの選び方   2

20−35リットル・週末のハイキング向け(重さ400-800g)

上記の10−25リットルのバックパックの特徴や備えている仕組みの全てに加え、用途に応じた追加装備が設けられています。例えば、ピッケル(アイスアックス)のような用具を固定しておくための仕掛けがあります。ナイロンベルトの輪が並ぶデイジーチェーンにはヘルメット、寝袋(シュラフ)、アイゼン(クランポン)などの道具を複数固定しておくことができます。肩に設けられたロードリフターストラップはバックパックの背負い心地を改善します。調整可能なサスペンションはバックパックを体型にぴったりフィットさせます。特に女性の体型にあわせた調整が可能になっているものもあります。
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35リットル以上・三日間以上のハイキング向け(重さ600g-1kg)

上記両方のバックパックの装備や特徴を備えるのに加えて、背中のメインの荷室がいくつかに仕切られ、それぞれの荷室に独立した開閉口が設けられていることが普通です。バックパックの内部に防水されたポケットを持つ場合もあります。
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ウルトラライト・バックパック

近年、ファスト・アンド・ライトというハイキングスタイルの人気が高まっています。スマートフォンがカメラに取って代わったように、ハイキングで目的地を目指すのも何日もかけて歩くのではなく、まるで稲妻のように数時間で駆け抜けてしまうのです。ハイキングの用具でも「軽さすなわち自由」と、ウルトラライトが流行しています。用具が進化して新素材を用いることで、バックパックは快適さを犠牲にすることなくずっと軽量になりました。トレイルランニング向けには様々なミニマリスト・スタイルのバックパックが販売されています。これは長いハイキング向けの特大サイズのハイキング・バックパックについても例外ではありません。

ハイキングのためのバックパックのサイズとフィット感

バックパックを選ぶ際に、リットル単位で示される荷室の容量は重要です。それだけでなく、背中のフレームのサイズや体型に合ったデザインとなっているか、も考慮しましょう。バックパックは誰にでもフィットするように作られているとは限りません。自分に合ったサイズを探しましょう。

テクニカル・バックパックは背面長に応じていくつかのサイズが提供されています。測り方はメーカーによって異なります。近くの専門店でバックパックのサイズ選びやフィット感の調整について尋ねるといいでしょう。

女性専用にデザインされたバックパックや特定のスポーツを用途とするバックパックもあります。多くのバックパックはショルダーストラップやウェストストラップ(ヒップベルト)を締めたり緩めたりすることで、身体のサイズに合うように細かく調整することができます。

荷物の詰め方によってバックパックはより快適になります。コツは荷重が均等になるようにすることです。背負った時に快適なだけでなく、必要な時に荷物を取り出しやすいはずです。

ハイキングのためのバックパックの選び方 6

値段と耐久性

最も高価なバックパックがあなたにとって最適だとはかぎりません。しかしバックパックの価格の多くは、使われている素材のクオリティと付属する仕組みや装備に応じて決まります。あなたがいくら払うかは将来そのバックパックを使って何をするか、そして想定している予算によって決めるほかありません。

時々短いハイキングをする程度ならば、最上級向けのテクニカル・バックパックに多くを支払う必要はありません。一方もし経験を重ねたハイカーで、短くても数日間のハイキングを定期的に楽しんでいるのであれば、多少の投資をする価値はあるでしょう。丈夫なナイロン製のバックパックはポリエステル製に比べて高価ですが、ずっと長持ちします。背面やショルダーストラップ、ヒップベルトにメッシュ素材を用いたバックパックは通気性に優れていて快適です。

バックパックを手に入れたらこまめに汚れを拭き取るなどメンテナンスを忘れずに。メンテナンスをすることで長く使うことができます。

以上、バックパックの選び方をお話ししました。残るはバックパックのカラー選択ですが、もちろんあなたの自由です。素敵なハイキングを楽しんでください。

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