トレイルランニングのためにシューズバックパックの用意ができました。次はバックパックの中に何を入れるか、説明しましょう。このアドバイスを参考に必要なアイテムだけを入れればよく、バックパックをパンパンにふくらませるほどたくさんのものを入れる必要はありません。できるだけ持ち物は軽くして走りましょう。

レースに向けた持ち物の準備

一部のトレイルランニングのレースは必携装備品をリストにまとめています。まずはそこに書かれているアイテムについて重さに気をつけながら揃え、一度バックパックに入れてみます。それから、レースがどのようなコンディションの中で行われるかを考えてみましょう。さらに、いつもトレイルを走るときに必要とするもので持ち物に加えるべきものはないか、も考えてみましょう。

装備リストをまとめていないレースに出る場合や、レースではなくトレーニングのためにトレイルを走る場合には、自分の身の安全を守るために必要なものは何か、と考えてみます。トレイルランニングでは自分の安全は自分で守るのが原則。走る当日の天気予報がどうなっているか、何時間くらい走ることになるか、いざという時に助けを求めることになる近くの町や集落からどれくらい離れているか、といったことも調べて必要に応じて持ち物を加えましょう。

トレイルランニングに必要な持ち物を準備しよう -2

例えば次のようなアイテムは必ずバックパックに入れておく必要があります。

  • 水またはスポーツドリンクが入った500mlのフラスク二本 –> 商品を見る:メンズ | ウィメンズ
  • 食べ慣れたエナジーバーやエナジージェル
  • 天候に応じた防水・防寒着
  • サバイバル・ブランケット(どんな時も必ず持ちましょう)
  • 水濡れを防ぐ袋に入れた携帯電話
  • (必要な場合)トレイルランニング用のトレッキングポール

よく使うアイテムはバックパックの取り出しやすいポケットに入れておき、非常用のアイテムはバックパックの底にしまっておきます。レース中にできるだけバックパックを背中から下ろさずに済むように、工夫してパッキングしましょう。

走りながら足を止めることなく使う水や行動食などは前面のポケットに収納し、それほど使わないけど使うときはすぐに取り出したいウィンドシェルなどは出し入れしやすいジッパーのない横ポケットに収納する。無くしては困るけど、必要なときすぐに取り出したいスマホやファーストエイドキットなどの必携品はジッパーのある横ポケットへ。あまり使わないか、使うときは立ち止まって着る必要のあるレインや防寒着、ヘッドランプは背面のポケットへ入れる。

How to

NIWA Kaori

トレイルランニング中に水分や補給食を摂る

トレイルランニングの途中でどれだけの水分を摂取するか、は非常に重要です

まず500mlのフラスク二本を左右のフロントストラップのポケットに入れ、気温が高くなると予想される場合には追加でハイドレーション・バッグを背中に入れるようにします。水とスポーツドリンクのどちらを入れるかはあらかじめ決めておきましょう。トレーニングで走る時にどちらをどれだけ飲むのがいいか試しておきます。ただ、片方のフラスクには水、もう一方にはスポーツドリンク、というのが大体の場合にうまくいくようです。

補給食は走っている途中にさっと取り出せるよう、バックパックのポケットに入れておきます。長いレースになるほど、必要な補給食も増えます。トレーニングでも補給食を摂ってみて、走っている途中にお腹でうまく消化されるか試しておきましょう。事前にいくつかの種類の補給食を試しておけば、どれが自分に合うかわかります。

レース中に利用できるエイドステーションの数と次のエイドステーションまでの距離も調べておきましょう。エイドステーションが少なかったり、次までの距離が長ければ、より多くの補給食を用意しておく必要があります。

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防水・防寒着を持ち物に加える

天候によってはバックパックの中に追加の防水ジャケットや防寒着を入れておく必要があります。走る前には必ず最新の天気予報を確認するようにします。特に山で走る場合には天気が変わりやすく、あっという間に気温が下がることがあるので、十分な注意が必要です。

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雨や暴風雨に備えて、防水ジャケットをバックパックの取り出しやすいところに入れておきましょう。走りながら取り出したり、しまい直したりできるようにあらかじめ練習しておきます。走りながら出し入れできれば、特にレースの場合は無駄な動作を減らせて効果的です。
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気温が低い場合や雪の上を走る場合には、保温性の高いシャツやダウンなどの入ったジャケット、帽子やグローブが必要となるのでバックパックに入れるようにします。これらのアイテムは、ランニング中に立ち止まったりペースを落とさなければならなくなった場合にあなたの命を守ります。
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加えて猛暑の場合についても考えておきましょう。強い日差しで気温が高くなる場合には追加の防寒着の代わりにハイドレーション・バッグを持ち物に加える必要があるかもしれません。そのほか、キャップやサングラス、日焼け止めクリームも用意しましょう。

身を守るために必要なアイテム

夜間に走る可能性がある場合には、忘れずにヘッドランプを持ち物に加えましょう。バッテリーが充電されていることを必ず確認します。

レースではサバイバルブランケットを必携装備品に指定していない場合もありますが、緊急時にはあなたの命を守ってくれる重要なアイテムです。レースかトレーニングかを問わず、トレイルランニングに出かける場合には必ず装備に入れておくことをおすすめします。

最近のバックパックには携帯電話を入れておけるポケットがあるので、活用しましょう。雨や汗で濡れないよう、防水ケースやプラスチック袋に入れるのをお忘れなく。

トレイルランニングに必要な持ち物を準備しよう
トレイルランニングに必要な持ち物を準備しよう

トレッキングポールを使うのであれば、バックパックにポール用のクィーバー(収納ケース)を取り付けておくと、取り出したりしまい直したりするのが簡単になります。

トレーニングで走るときにもバックパックを身につけて使い方に慣れるようにしましょう。トレイルを走っている途中に必要となるものはすぐに取り出せるように、パッキングの仕方を工夫してみてください。自分のバックパックのどこに何が入っているか、頭に入っていればレース中に慌てずにすみます。きっと走ることに集中して楽しむことができるはずです。

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