「街も山も、ランもハイクも」をテーマに開発されたアジャイルシリーズのバックパックは用途に応じた3サイズを展開しています。今回はシリーズで一番リッター数の大きい「AGILE 12 SET」を紹介したいと思います。

このAGILE 12 SETはその名のとおり12Lとハイキングや軽トレッキングに丁度良いサイズ、もちろんテーマにあるようにランニングにも対応。シェイプの利いたデザインで腕振ってもパックに緩衝することがなくストレスになりません。またパック本体のお尻部分を窄めることで荷重をなるべく上にくるようデザインされているので楽に背負うことができます。

ショルダーハーネスはダブルの逆引き。通常のショルダーハーネスは1本で引き込むのに対してAGILE 12 SETは最初の支点がパック本体にあり、ショルダーハーネスを経由してまたパック本体に戻り、そこから下ではなく前に引き込みます。これにより最初の支点と引き込みの支点の幅分を身体にフィットさせることができます。これはパック背面とショルダーハーネスが一体化したデザインの為、単純にパック本体の“位置調整”ではなく“フィット”させるというサロモンらしい機能になっています。

チェストストラップは上下に2本あり、これを締めることによりハーネスのズレとパック本体の揺れを防止するだけでなく、背中のフィットと相まって“背負う”というより“着る”に近い感じを得ることができます。

背面素材はメッシュで一体化したショルダーハーネスの根本部分は肩への荷重負荷を和らげるようにハニカム状に肉抜きされたウレタンが入っています。

AGILE 12 SETのSETですが、500mlのソフトフラスクが2本付属しているという意味で非常にお得になっています。ショルダーハーネスに縦長のメッシュポケットが左右にあり、ここに収納します。もちろんハイドレーションもパック本体に入れることができます。背面開きの専用スリーブがあります。

また、パックサイドにもストレッチ性のメッシュポケットがあり、暑くなって取り外したアームウォーマーや手袋、行動食などを入れておけます。入口は斜めに配置されているので、背負ったまま楽に出し入れできます。

パック正面にはバンジーコードがあるので、暑くなって脱いだウィンドブレーカーやヘルメットを挟み込んでおくことができます。特に濡れたレインウェアは中に入れたくないので重宝します。ストックコードもあり、斜めに取り付けることができます。

立体的なU字開口で中身が見易く、取り出し易いです。また小物入れもあるので、キーなどをガサゴソと探す必要もありません。

長距離ランニングやMTB、近所の里山ハイクはもちろん、街散策がてらのランニングにも最適です。

AGILE 12 SET

・価格:11,000円+税

・容量:12.4L

・サイズ:One Size 45×22×18cm

・重量:330g

・カラー:全4色