梅雨真っただ中。でも山中は梅雨が終わっても天候が変わりやすいので、レイン上下は必携、気温が下がった際の防寒としても使えるので、持っていることを前提に今回紹介するのがレインウェアを着るほどの雨や気温でないときに最適なジャケット「OUTSPEED HYBRID JKT」です。

稜線手前の樹林帯などは雨が降っていても然程雨には当たりませんし、稜線に出て風に当たり冷えてきたという場合にレインやミッドレイヤーだとこの時期暑く、内部でのムレが不快になります。このOUTSPEED HYBRID JKTはウィンドジャケットをベースに体の上部と腕の外側に防水素材、それ以外の部分をウィンドシェルにしているので、雨に当たる部分は水から守りつつ、防風、そして通気性を確保しています。

上部はザックの摩擦にも耐えられるよう3レイヤーの防水透湿素材を使い、下部は超軽量のウィンドシェルで、重量は217g(Mサイズ)と軽量。耐久性を踏まえた3レイヤーなので多少のゴアつきはありますが、ストレッチ素材となっているので機動力を妨げることはありません。

ナポレオンポケットがダブルジッパーになっているのでポケッタブルとして収納すればコンパクトになり携行性に優れています。

熱の籠りやすい脇下にはレーザーカットで無数の細かい穴、そしてザックと接する背面には細かく仕切られたベンチレーションがあるので、内部を常に快適に保ちます。

フードも両サイドと背面をエラスティックにしているので細かい調整はできないものの、パッと被ってもフィットします。

前著の特性から通常山行はもちろん、スピードハイクにも最適なジャケットに仕上がっています。レインウェアとは別に持っていれば、肌寒い朝の歩きだしやレインを着るほどでない雨、稜線に出てからの防風と防寒として1枚持っていると非常に重宝します。身軽で快適な山行を実感できるハイブリッドジャケットです。

OUTSPEED HYBRID JKT

・価格:19,000円+税

・サイズ展開:S / M / L

・重量:217g(Mサイズ)

・カラー:全2色