2.5レイヤーの軽量コンパクトな防水透湿ジャケット、BONATTI(ボナッティ)シリーズに「BONATTI RACE WP JKT M」と「BONATTI RACE WP PANT M」が加わりました。このニューモデルはネーミングの通りレース仕様で、BONATTIシリーズ中最軽量となります。もちろん主要なトレイルレースの携行品としての基準を満たしています。
ジャケットを見ていきましょう。特徴はとにかくシンプル。ポケットや裾のドローコードもありません。生地は薄く半透明でウインドシェルのような質感ですが、しっかりシームシーリングしてあります。メンブレンはSALOMONが独自開発したAdvancedSkin Dryを採用。耐水圧/透湿性は10,000mmです。止水ファスナーは使用せず、その代わりにフラップを採用しています。止水ファスナーは少し動きが硬いので、このパターンを好む方も多いと思います。
ストレッチ性もあるので着心地はとても良いです。2.5レイヤーの生地独特の肌に張り付く感じも、乾いた状態ではほとんどありません。シルエットはタイトでランニング時のばたつきは最小限に抑えられます。着丈は背面が長く、前屈しても腰が出ることはありません。アームホールは細めですがカッティングが良いので腕振りで生地がつれることはありません。
リフレクターは右腕のラインと左胸のSALOMONロゴに配備し360°で作用します。更に生地自体の視認性も高くなっています。
「BONATTI RACE WP JKT M」は軽量化を図るために、あらゆるものをそぎ落としているわけですが、フードの作りは手を抜いていません。なぜなら、ランニング中にフードがフィットしていないと、パフォーマンスが大幅に落ちてしまうからです。スキンフィットフードは後頭部と額に伸縮性をもたせてテンションをかけることで、ヘッドバンドのように頭にフィットして、ランニング中のズレを防ぐ構造になっています。実際に着用首を振ってみれば、その性能をすぐに体感することができるでしょう。
セットアップするパンツ「BONATTI RACE WP PANT M」もジャケットと同じ生地を採用。こちらもミニマルな設計とタイトなシルエットで重量は120g。上下合わせても280gとなるわけです。
レース用に最軽量化したミニマル仕様でありながら、着心地と動きやすさは犠牲になっておらず、雨が降っていなくても積極的に着用したいくらい快適です。レースにもトレーニングにも、いつもそばに置いておきたい傑作ですよ。
BONATTI RACE WP JKT M
・価格:¥16,000+税
・サイズ:S,M,L
・重量:160g(Mサイズ)
・ファブリック:2.5レイヤー
・フィット:アクティブフィット
・カラー:2色
BONATTI RACE WP PANT M
・価格:¥11,000+税
・サイズ:S,M,L
・重量:120g(Mサイズ)
・ファブリック:2.5レイヤー
・フィット:アクティブフィット
・カラー:1色