今回は、前回紹介したOUTsnap CSWPを更にグレードアップさせたウィンターブーツ「OUTblast CSWP」を紹介します。まだ少し早いですが、10月ともなれば標高によっては最低気温が一桁になります。晩秋に北国や野外に遊びに行く予定の方にお勧めのブーツです。

基本的な仕様はOUTsnap CSWPと変わりませんが、大きな違いは2つ。ハイカットとインサレーションです。

ハイカット&インサレーションを入れることで保温性が格段に上がります。寒さに対しての耐性強弱は個人差がありますが、スペックでいうと静止時で-2℃、通常活動時で-7℃、ハードに動くのであれば-15℃に対応します。

外見はOUTsnap CSWPとほぼ同じ、細身のシルエットでゴツさがなくスマート。重量も400g(メンズ27㎝)と軽量なので足捌きが良く、冬場のトレッキングなどでも使えます。

インサレーションは3M社のフットウェア用Thinsulate™を採用。200gと程よいインサート量で薄いながらも軽く、保温性も申し分ありません。アンクル部分はOUTsnap CAWP同様、ボアが付いているので冷気の侵入を防ぎ、暖かです。少し暑いと思ったら足首のアイレット(シューレースを引っ掛ける金具)を使わなければ熱のこもりを解消できます。

インソールもOUTsnap CSWP同様、秋冬仕様の起毛ライナーとなっているので、地面からの冷気を最小限に抑えてくれます。

もちろんサロモンのオリジナル防水透湿素材CSWP(ClimaSalomonWaterProof)のフルブーティー仕様なので、冷たい風の侵入を防ぎ、雨雪の中も問題ありません。

アッパーもOUTsnap CSWP同様に、つま先から側面にかけて補強材が圧着されており、トレッキングや雪の中の歩行をしっかりとサポートできるように前足部を抑え込めるデザインになっています。

ミッドソールにはトレランシューズに採用されているエナジーセルを採用しているので、衝撃を緩和しつつ、ほどよい反発で歩行を快適にしてくれます。

アウトソールには冬用のコンタグリップを採用しているので、雪や濡れた路面でのグリップ力を発揮してくれます。雪や濡れた路面ではなるべく足裏全体で路面を捉えることで転びにくくなるのですが、後ろ足は前足部を残して踏み込みので、よりグリップ力を高めるためにラグを2段にしています。スキーブーツ・スノーボードブーツも作っているサロモンらしいソールパターンになっています。

足首に付いたループも履くときに意外と重宝します。

ここ数年、皆があまり行かない寒い時期にキャンプをする方が増えています。空いているし、虫もいないというのが理由なのですが、何かアクティビティをしているのであれば別ですが、ジッとしているとめちゃめちゃ寒いです。特に足元は靴下を分厚くしただけではしのげないので、ブーツの防水透湿性、保温性がキモになってきます。OUTblast CSWPはスマートな見た目ながら、申し分ない対候性と機動力を併せ持ったブーツに仕上がっています。今年の秋冬の1足にお勧めです。

OUTblast CSWP

・価格:15,000円+税

・サイズ:25 – 28㎝

・重量:400g(サイズ:27㎝)

・カラー:全2色

OUTblast CSWP

・価格:15,000円+税

・サイズ:22 – 25㎝

・重量:340g(サイズ:24㎝)

・カラー:全2色