至高のカルチャー・ライフスタイル体験
―Salomon メンバーシッププログラム「S/PLUS(エスプラス)」の2周年を記念したスペシャルイベント―
世界に誇る霊峰富士の麓の街として知られ、Salomonと包括連携協定を締結した山梨県富士吉田市を開催地とし、<遊・食・泊>の至高のマウンテンカルチャーライフスタイルを体験できるスペシャルプログラムを開催。S/PLUS会員様の中から抽選で20名様をご招待いたしました。
今回のイベントは富士吉田市、富士山麓の歴史、文化を知る・巡る・味わう・泊まる・歩くがコンセプト。
世界文化遺産を丸ごと楽しむ 大自然と歴史が融合する特別な2日間のレポートをぜひご覧ください。
▶ 令和7年3月12日にSalomonと富士吉田市は包括連携協定を締結。
Mt.FUJI Re-Style Project についてはこちら
―EVENT REPORT-
世界に誇る霊峰富士の麓で、1泊2日の至高のマウンテン・カルチャーライフスタイル体験をご提供。江戸時代に広がった富士登山信仰「富士講」の玄関口である富士吉田を中心に、モダン・マウンテンスポーツライフスタイルを提案するサロモンがプロデュースする、この2日間しか体験できないプログラムを開催。
国内外から注目を浴びる富士吉田にある「富士みち」やそのレトロな街並みを楽しむアクティビティ、翌日には特別ガイドと巡る大自然や山岳信仰の追憶に触れる富士山ハイクを体験。
夜は、富士山麓の食材を活かしたレストラン「Salomon Dining」がこの日限りオープン。
宿泊は、神秘の湖の畔に佇む普段は公開されていないシークレットロッジが「Salomon Lodge」として生まれ変わります。大自然の中で新たな仲間と、ゆったりとした最高の一夜を。登るだけではない富士山の歴史、5合目からしたの富士山の楽しみ方。
富士山と生きる富士吉田市の新たな価値と魅力を知り・感じていただいた2日間の様子を、どうぞお楽しみください。

― Day 1 ―
イベント2日前、富士山は今年初冠雪を記録。
当日も冷え込む気温となりました。
午後12時半、参加者の皆様は富士山駅に集合し
富士山駅でバスに乗り込み、イベントスタート地点 北口本宮富士浅間神社へ向かいます。

浅間神社へ向かうバスで今回の旅で履いていただくSalomonのハイキングシューズ「X ULTRA 5 Mid Gore-tex」をプレゼントしました。
「Active Support(アクティブサポート)」と「Advanced Chasiss(アドバンスドシャーシ)」という、ミッドソールに内蔵した土踏まずの両サイドをホールドするような形のサポートパーツを使用。
不安定なトレイルでも横振れを防ぐ役割を果たし、捻挫などのトラブルを未然に防いでくれます。
シューズと共に今回の富士山の旅を楽しんでいただきます。

― 北口本宮富士浅間神社 ―
北口本宮富士浅間神社は富士登山道の入り口
富士山遥拝の場として始まり、江戸時代には富士山信仰の聖地として栄えました。
ここで富士山ガイドの太田安彦さん、春木朗男さんと合流し富士山の歴史をお伺い、富士登山始まりの場所で今回の旅の安全を祈りました。


富士山の歴史を伺いました。富士山はかつて信仰の山として崇められていました。
そして富士山を登ってお参りすること「登拝(とはい)」が行われるようになりました。
登拝をするために全国各地から歩いて富士山の山頂まで登るようになり、東京から富士吉田までは片道3日、吉田から頂上までは少なくとも往復2日、合計8日間の旅は現在からは想像もできない程の時間と費用がかかりました。
そこで庶民に信仰が広がるにつれて、お金を集め代表を選び皆の祈願を託す「講」の仕組みを利用するようになりました。
こうして、江戸を中心に各地域で「富士山信仰のための講 ~富士講~」が成立しました。
その富士講の人々が富士登山の前に宿泊していた場所が「御師のいえ」です。
まずは歴史をお伺いし、現在も残る 御師のいえ 大雁丸さんへ向かいます。

-御師のいえ 大雁丸-

北口本宮富士浅間神社から徒歩5分 御師のいえ 大雁丸さんへ。
御師 大雁丸は450年以上続く富士御師のいえです。
>大雁丸さんインタビューはこちら
御師の大鴈丸家・第18代目大雁丸一志さん、奈津子さんご夫婦が2016年にゲストハウス・宿坊として復活させました。奈津子さんから巡業者を支えた御師の役割など貴重なお話を伺いました。
御師、御師のいえなど聞きなじみのない言葉かもしれません。この2つはかつて信仰の山とされた富士山にはなくてはならない存在でした。
富士講が盛んでした江戸時代には、御師は86軒ありましたが、富士講の衰退と共に減少し、現在も宿として機能している御師宿坊はわずか4軒のみです。
富士山信仰を支えてきた「富士御師」は、巡礼者の祈りを導く御祈祷師でもありました。
富士山信仰のために登山する「富士講」と呼ばれる人々のお世話をし、自宅を宿坊として提供していたのが御師でした。
宿泊の世話をするだけでなく、祈祷を捧げ、心身を清め、信仰を輪を広げてきました。

実際に御師の方が着用されていた白装束などが飾られており、当時の富士吉田の町が描かれた絵は町が宿坊で栄えていたことがわかりました。
今年の8月に木工職人でもある一志さんが神様をお祀りする特別な場所「御神前(ごしんぜん)」もご案いいただき
代々の御師たちはここで、富士山信仰の方々に祈祷を行い、心と体を清めてきたといいます。

御師のいえに併設されたカフェで奈津子さん手作りのケーキとドリンクをいただきました。


-Fuji michi Hike-
大雁丸さんでお話を聞いたあとはバスに乗り中ノ茶屋へ―
富士みちを歩きます。富士みちは富士吉田市内から、山頂に続く道です。
中ノ茶屋は浅間神社から富士みちを徒歩で1時間ほど登ったところにある、300年以上の歴史を持つお茶屋さんです。
今年の4月にMt.Fuji Re-Style Projectの一環としてリニューアルしました。
>中ノ茶屋とサロモンの取り組み詳細はこちら
参加者の方に実際に御師の方が来ていた白装束を着用していただきました。
白装束とは神仏の世界とされた富士山に登るため、清められた状態であることを表すために着用していました。
白装束に猿の絵が描かれており、猿は神の使いとされていたよう。
ですが富士山に猿は生息していないようです。

中ノ茶屋から吉田胎内樹形へ―
平坦な道を歩いて40分ほどで到着。
吉田胎内は人の体内に似ているということから名前が付き、中に入って出ると生まれ変わり身が清められるといわれています。
毎年4月29日に行われる「吉田胎内祭」の時に一般公開され内部を見学できるようです。


ハイキングを終え、「Salomon Dining」に向かいます。
―Salomon Dining かぎしっぽ-
昭和の雰囲気を残す富士吉田の隠れスポット“西裏エリア”の一角に佇む隠れ家レストランをこの日限りで「SALOMON DINING(サロモンダイニング)」としてオープンしました。


この日限りの特別な空間で、富士山麓の食材をふんだんに使用したコース料理を満喫。
色とりどりの食材で作ったおいしい料理でおなかも心も満たされ、お酒も会話も進みます。お酒も山梨県産のワイン、ウィスキー、焼酎など山梨を堪能。
食事のあとは西裏の通りを散歩し、バスで「Salomon lodge」へ。



―Salomon Lodge―
富士山麓に広がる湖畔沿いに佇むシークレットロッジに特別宿泊となります。豊かな自然に囲まれた空間で最高の一夜を過ごします。
普段は宿泊できない場所を、今回特別に「Salomon Lodge」として宿泊施設とさせていただきました。



―Salomon bar-
「Salomon Lodge」内にて「Salomon bar」を開催。
1日を振り返りながらお酒も会話も弾む、楽しい夜となりました。


―Day2―
―Jukai Hike―
Salomon Lodge を出発し、2日目がスタートです。

2日目は西湖の根場浜から竜宮洞穴まで樹海をハイキング。
直前まで雨予報でしたが、天気が回復し雨に降られず樹海の散策を楽しみました。
樹海ができた秘密や、樹海の謎をガイドの太田さんから聞きながら進みます。





竜宮洞穴から中ノ茶屋まで歩いてきました。
その後中ノ茶屋からバスで15分ほど登ったところにある馬返しに向かいます。
馬返しには大門司屋という茶屋があり、馬返しはその名の通り登山道が険しくなってこれ以上は馬が進めず馬を返して徒歩に変わることから名づけられました。
>大門司屋の詳細はこちら

馬返しは紅葉も始まっていました。
富士講の方にとっては33回の登頂が一つの区切りとされ、記念として建てられた石碑がいくつもあります。
自分の足で歩いて各地から富士山に33回も登頂をするのがどれだけ大変なことでしょうか。


―中ノ茶屋―
馬返しで散策した後は今回の旅の終着点 中ノ茶屋に到着。
富士吉田市、中ノ茶屋の名物吉田うどん、富士吉田市のハーブのお店「noi」さんのハーブティーをいただきます。


冷えた体を温め、最後参加者の方に今回の旅で感じたことを一言ずついただきました。
「富士山に登ったことはあったけど、今回の話を知り富士山の町から山頂までのぼってみたい」
「富士吉田にまた来たい」
「歴史を知ってから登ることで、違う気持ちで富士山を見ることができるようになった」とお言葉をいただきました。

Hiking・Dinner・Salomon bar での交流・Lodgeでの宿泊まであっという間の2日間。
無事にイベントを終えることができました。
富士山の歴史、富士山と生きる富士吉市を知り・感じていただけましたでしょうか。
今回富士吉田に来るのが初めてという方も多くいらっしゃいました。
また富士吉田に戻って来ていただき、富士山に登るだけでなく、富士吉田の町も楽しんでいただきたいです。
そして今回学んだことを一緒に行く仲間に伝えていただきたいです。
今回の旅がSalomonというブランドを知るきっかけ、そして自然に触れるきっかけとなっていれば幸いです。
ご参加くださった皆様ありがとうございます。
来年以降もこのようなイベントを開催していきたいと思っておりますので、皆様のご参加お待ちしております。
今後のイベント詳細
・サロモンイベントページ
・サロモンジャパンinstagram
上記のいずれかからご確認ください。
S/PLUS について
今回のイベントは、サロモンのメンバーシッププログラム S/PLUSの2周年を記念したキャンペーンとして開催しました。
S/PLUSは、店舗・公式オンラインストア共通のメンバーシッププログラム。会員限定のイベントなど、様々な特典をご用意しております。さらに、S/PLUSメンバーは商品の購入、来店、サービスの利用でマイルが貯まり、年間累計獲得マイルに応じてS/PLUSランクがステージアップ。入会は無料です。S/PLUSに登録をして、プレミアムなサロモン体験を。
今回利用したシューズ
―X ULTRA 5 MID GORE-TEX―
軽量でありながら安定性に優れ、上りでも下りでも威力を発揮する X Ultra 5 Mid GORE-TEX は、トレッキングでの自信を高める頼もしい味方。
耐久性に優れた Matryx® アッパー、グリップとトラクションを発揮する耐久性のある Contagrip® アウトソールを備え、トレイルでの安全性と機敏なフットワークを確保。

男性用ハイキングシューズ

女性用ハイキングシューズ

板橋黎華 / Reika Itabashi
Salomon marketing team
社会人になりトレランを始め、休日はアルプス縦走、テント泊など山でのアクティビティーを楽しんでいる。